オリックス・才木海翔がタイブレーク制の恩恵を受けて好投を続ける

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今季から2軍公式戦で導入されたタイブレーク制は、プロ野球に新たな戦略をもたらしている

開幕から6月22日までは延長十回無死二塁で、同月24日以降は延長十回無死一、二塁という状況でのプレーが求められ、試合時間短縮や選手の負担軽減を目的としている

この制度は高校野球や米大リーグでも既に広がりを見せており、オリックスでもその影響が見られている

オリックス・厚沢和幸1軍投手コーチは、「タイブレークは投手コーチにとって非常にありがたい制度です

走者がいる状況での登板は、救援投手にとって避けられない場面です

そのため、2軍戦で若手選手にこの経験を積ませることで、1軍に上がった際により良いパフォーマンスが期待できるのです」と発言する

特に注目されているのが、育成出身3年目の右腕、才木海翔である

彼は6月14日に初昇格して以来、10試合連続無失点という素晴らしい成績を誇っている

シャープな投球を続ける理由のひとつに、タイブレーク制での経験がある

才木選手は、「いい練習になった

経験するとしないとでは全然違う

去年までは気持ちが舞い上がってしまっていたけど、今は走者がいても自信を持って投げられている」と語る

厚沢コーチも、タイブレーク制での登板経験が選手にとって重要であることを強調し、「1軍に上がった時も、走者がいる状況で普通に投げることができる状態にある」と指摘した

オリックスの2軍の救援陣にとって、このタイブレーク制が新たな基準となり、昇格を狙う選手たちに良い影響を与えることが期待される

オリックス・才木海翔選手がタイブレーク制度によって成長し、連続無失点を続けていることは非常に興味深い。この制度が選手の経験を豊かにし、実戦でのパフォーマンスを向上させる機会を与えている点は、今後のプロ野球全体にも良い影響を与えるのではないかと考えられる。
キーワード解説

  • タイブレーク制とは? 延長戦で試合をすばやく決着させる目的で、特定の状況からスタートする制度です。これにより選手の負担軽減や試合時間の短縮が図れます。
  • 救援投手とは? 先発投手の途中で登板し、試合を締める役割を持つ投手のことです。特に試合が接戦の際に重要な役割を果たします。
  • ブルペンとは? 投手が試合中に登板の準備をする場所です。ここで調整をすることで、試合中に落ち着いて投球できるようになります。

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