試合は初回から始まり、山崎投手は先頭打者の近本を見逃し三振に斬り、その後も中野を左飛、森下を三ゴロに抑える上々の立ち上がりを見せた
2回には佐藤輝選手にストレートの四球を与えたものの、次の打者・大山を初球で併殺打に打ち取ることで無失点に抑えた
3回は1死から高寺に右前打を打たれ、2死二塁のピンチで近本に四球を与えたが、中野を中飛に打ち取って再びピンチを切り抜けた
4回には先頭の森下に一塁線への二塁打を許し、1死二塁の局面で大山の打席では、山崎自らが投ゴロを処理し挟殺プレーで森下をアウトにするなど、冷静なプレーで危機を乗り越えた
5回は3者凡退に抑えるなど安定感のある投球を続け、6回には先頭打者・近本に右中間への二塁打を許したが、中野の犠打失敗をついて挟殺プレーで近本をアウトにし、続けて森下を併殺打に打ち取った
7回は先頭打者の佐藤輝に四球を与え、その後大山に右前打を打たれピンチを招く
しかし、小幡の犠打を阻止し、1死満塁の状況に追い込まれた際には、高寺を空振り三振、代打の糸原も見逃し三振に抑え、ピンチを切り抜けた
この日102球を投じる力投を見せた山崎投手だが、チームは依然として同点
試合後、山崎選手は「慎重になりすぎてしまったところもありましたが、最後（7回）のところは甲斐さんともしっかり意思疎通ができて、先制点を与えずに粘ることができました」と自身の投球を振り返った
山崎伊織投手の好投は、彼の次の試合への期待を高めるものとなりました。特に7回のピンチを無失点で切り抜ける場面は、彼の冷静さと判断力を感じさせます。ただ、勝ち星がつかなかったのは残念ですが、彼の強い意志が次回の投球にも活かされるでしょう。
キーワード解説
- 先発（せんぱつ）とは？：先発は、試合の初めから投げる投手のことを指し、試合の流れを作る重要な役割を担います。
- 無失点（むしっぺん）とは？：無失点とは、投手が相手チームに点を取られなかったことを意味し、投球内容が非常に良いことを示します。
- 併殺打（へいさつだ）とは？：併殺打は、一つのプレーによって二人の走者がアウトになることを指し、ピンチを救うためには非常に効果的なプレーです。
- 挟殺プレー（きょうさつぷれー）とは？：挟殺プレーは、挟まれている走者をアウトにするための守備戦術で、キャッチャーや内野手が連携して行います。
