広島・森下投手、連敗中の苦しい登板が続く中での試合振り返り

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◆JERAセ・リーグ ヤクルト―広島(19日・神宮) 広島東洋カープの森下暢仁投手が、7回を投げて2失点という成績で降板し、チームは2点リードを許した

今回の試合は、森下投手にとってプロ入り以来、最も厳しい状況にある連敗期間(直近4戦4敗)の中での先発登板となった

仮に敗れると、昨年自己ワーストの10敗に並ぶことが避けられない重要な試合であった

試合の内容

森下投手は初回から毎回いくつかの走者を許したものの無失点

3回目を無失点で切り抜けた後、4回には1死から赤羽選手に四球を与え、続く2死の状況でディレードスチールを許し、2死二塁のピンチを迎える

ここで沢井選手の左前適時打により先取点を献上し、クロスプレーでの判定もリプレー検証により覆る結果となった

その後の失点

5回には、岩田選手に先頭打者二塁打を許し、1死三塁とされたところで内山選手の適時打を浴び、さらに追加点を奪われる展開に

打線は相手投手の前に沈黙し続け、8回の打席で代打が送られた

森下投手はこの日の投球内容で85球を投じ、7安打4四球(申告敬遠2)、4奪三振を記録しながらも2失点という結果に終わった

投手としての苦悩

開幕からは期待されながらも、今季は勝ち星が5に留まっている森下投手

17試合目の先発で、先制点を許した試合は5戦連続となり、その失点パターンが続いている

武器であるストレートやスライダーの精度を上げることが求められる一方で、援護が乏しいことも影響し、今後の登板が気懸かりとされている

チーム順位への影響
この日の結果により、0.5ゲーム差で迫る中日がデーゲームで勝利したため、広島は敗北すると7月以降として新井監督就任3年目で初の5位転落の可能性があった

チーム全体としての士気も低下しないよう、今後の試合での巻き返しが期待される

森下投手の投球内容は、好投ながらも援護が得られず、流れを掴めない部分が顕著でした。連敗中の影響で自信を失っている可能性もあり、次回の登板での立て直しが望まれます。また、チーム全体の偏りを解消するためには投手陣と打線の連携がカギとなります。
キーワード解説

  • ディレードスチールとは?
    ディレードスチールは、ランナーが投球を待ってから塁を進めることを指します。通常のスチールよりも慎重で、相手投手の動きに合わせてタイミングを計ります。
  • クロスプレーとは?
    クロスプレーは、野球において選手がベースを狙う際、お互いの選手が交差する状況を指します。アウトかセーフかの判定が分かれるため、リプレー検証が行われることがあります。

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