特に及川は、重要な場面で際立ったパフォーマンスを見せた
及川の奮闘
まず、7回に登板した及川は、直前の攻撃で好投を続けていた村上に代打を送られた後、2死満塁という逆境の中でマウンドを任された重い空気の中、彼は先頭打者の泉口を遊飛に打ち取った後、続く中山選手にはフルカウントから外角低めの直球で見逃し三振を奪取
続けて荒巻選手も粘ったが、カットボールを駆使して見逃し三振に押し込んだ
これが及川にとってシーズン自己最多となる40試合目の登板となった
石井の力投
8回は石井が登板し、先頭の甲斐選手を3-1から中飛に抑えると、次の打者長野選手には四球を与えたが、その後の丸選手をこの日最速の151キロの直球で左飛に抑える最後は佐々木選手を空振り三振に仕留め、緊迫した場面でも無失点を保った
石井は「0というのが全てだと思います」と語り、30試合連続無失点という記録に達した
復帰後も変わらぬ安定感
石井は、6月6日のオリックス戦で頭部にライナー性の打球を受けて戦列を離れたものの、復帰後も安定した投球を続けている現在、球団歴代最長・セ・リーグ記録の藤川球児(2006年)の38試合も視界に入ってきた
若手の未来に期待
二人の好投が続く中、今季20度目の完封勝利を収めた阪神は、連敗中のチームを救う結果となった及川は「目の前に必死に頑張っている結果だと思うので、継続して頑張ります」とコメントし、石井も「明日もしっかり仕事できるように、頑張ります」と頼もしい姿勢を見せた
若き二人の投手がチームの未来を担う存在になることが期待される
今回の記事では、阪神の若手投手たちがピッチングで勝利に貢献した様子が描かれています。特に及川の三者凡退は、重圧の中での見事なパフォーマンスであり、将来への期待感が高まる仕上がりです。岩崎や藤川のような実績を記録することができるかもしれないと感じました。
キーワード解説
- 無失点とは?:投手が相手チームに得点を与えないことを意味し、特に緊迫した局面での無失点は重要な価値があります。
- リリーフ投手とは?:試合中、先発投手の後に登板して試合を引き締める役割を持つ投手のことです。
- カットボールとは?:ボールが直進する中でわずかに回転をかけることで、バッターに対して真っ直ぐのように見えてもわずかに進路が変わる球種です。

