広島、最下位ヤクルトに連敗で自力優勝の可能性消滅

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 「ヤクルト8-7広島」(20日、神宮球場)で、広島の負の流れが続いている

広島は最下位のヤクルトに連敗し、今季87試合目にして自力優勝の可能性が消滅した

新井貴浩監督(48)は、乱打戦での敗因とみなした先発・玉村を厳しく批判し、捕手・坂倉の走塁への注意不足に対して怒りを表明した

 試合終了と同時にベンチを出てきた新井監督からは、抑えようのない怒りが垣間見えた

期待を寄せて送り出した若手左腕の玉村が期待外れの投球をし、チームの主軸でもある坂倉が怠慢と指摘される走塁を見せたためである

貧打に悩む打線が意地で7点を奪ったものの、試合は敗北に終わった

これにより、首位の阪神とのゲーム差は12・5に広がり、自力優勝の可能性が完全に消えてしまった

 新井監督は、玉村が二回途中で6失点(自責5)で降板したことに対し「もう本人に聞いて」と語気を強めた

ここまで期待をかけて開幕ローテーションに組み込み、継続的に起用してきた選手が、このような結果を出したことに失望感を隠せなかった

 試合中、玉村は初回に先制点をもらいながらも、その後裏にオスナに同点となるバックスクリーンへのホームランを打たれ、再び失点を重ねた

このように二イニング続けて味方の援護を生かせず、ついに指揮官の堪忍袋の緒が切れてしまった

そして、チームが逆転された直後の三回には、捕手の坂倉がフライを打ち上げ一塁に走らず三塁ベンチに向かって歩いてしまった

これに対し新井監督は「キャッチャーフライだったが、明らかなファウルではない

」と警告し、このプレーを見逃さなかった

 新井監督は、走塁にける注意は常に行っており、これが坂倉を三回の守備から外す要因となった

「打った打たないではなく、走る姿は取り組む姿勢が最も明確に表れる」と述べた

 借金は新井政権最大の「6」に達し、今後の厳しい戦況が予想される

自力優勝の道も閉ざされてしまった中、広島は今後どのように立て直していくのか、見守る必要がある

自力優勝の可能性が消滅

 広島が自力優勝を逃す原因となったのは、阪神が巨人に勝利し、広島がヤクルトに敗戦したためである

現在の勝率や残り試合数を考慮すると、広島には自力優勝の道が完全に閉ざされてしまった

広島の今シーズンの厳しい現状は、監督や選手たちの表情からも明らかです。若手選手の不調や守備のミスが重なり、自力優勝の可能性が失われたことはファンにとっても大きなショックです。今後はチームの立て直しが急務となるでしょう。
キーワード解説

  • 自力優勝とは?自分の力で優勝する可能性のことを指します。勝ち点や勝率などによって決まるので、シーズンの途中でライバルチームとの関係が重要になります。
  • 乱打戦とは?両チームがたくさん得点を奪う試合のことを言います。ピッチャーの調子が良くないときはこうした試合に陥りやすいです。
  • 借金とは?チームが勝つべき試合で負けた結果、勝利数が敗北数より少ないことを指します。この場合は借金の数がチームの苦しい状況を示します。

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