この試合では、石川投手が0-5の劣勢の中、7回からマウンドに立ちました
先頭打者の森下選手に対しては、7球にわたる勝負の末、内角低めのスクリュー(急激に変化する変化球)で空振り三振を奪いました
このスクリューは、打者の目線を騙し、ボールの軌道が予想外の方向に変わるため、効果的な球種と言えます
続く4番の佐藤輝選手は、初球で飛球に倒れ、次の打席で2ランを打っていた大山選手も、119キロのチェンジアップ(速度が変わる変化球)で遊ゴロに抑えられました
ここでは、遊撃手の泉口選手の好守も光り、二塁への送球を強力に決めました
石川投手は、5点を追う苦しい展開の中でも、リズムを崩すことなく、見事なピッチングを遂行しました
直後の攻撃では、味方打線が一挙に5得点を挙げ、逆転に成功しました
昨季限りで横浜DeNAベイスターズを退団した27歳の左腕・石川投手は、今季移籍1年目となり、前半戦だけで27登板(先発5試合)を果たし、3勝3敗、防御率1.43という安定した成績を収めています
特に、阪神戦では8試合に登板し、合計15回を投げて自責点2と非常に好調であることが際立っています
石川達也投手のピッチングは見事であり、彼がクリーンアップバッターを抑えたことでチームは流れを引き寄せました。特に、苦しい展開の中での奮闘が評価されるべきです。内容を見る限り、今後の試合でも彼の安定した投球が期待されます。
キーワード解説
- スクリューとは?急激に変化する変化球で、打者の目線を散らす効果がある。
- チェンジアップとは?投球の速度を落とす変化球で、打者を食いつかせるためによく使用される。
- 防御率とは?投手が自責点を抑えた割合を示す指標で、数字が低いほど投手が優れていることを表す。

