183センチ77キロの恵まれた体格を持ち、広角に長打を打つ打撃技術と、身体能力を活かした遊撃守備が特徴の逸材である
新井は、今シーズン多くのプロ球団から注目を集めており、特に夏の大会では複数のチームがスカウトを派遣し、新井のプレーに目を光らせている
新井のポジショニングとコンバートの理由
新井は2年秋まで外野手(センター)としてプレーしていたが、冬からはショートにコンバートされた八王子の安藤徳明監督は、シュートポジションの選手がいなくなったことがコンバートの決め手だと説明する
チームの下級生にはショートを守る選手がいたが、エラーが目立ち、重要な守備を任せるのには心配があったため、新井にショートを任せることにした
守備と打撃の能力
新井の守備力は目を見張るものがあり、経験が短いにも関わらず、速いスピードで打球に追いつき、捕球から送球までの動作も非常にスムーズである深い位置からでもアウトを取る強肩も魅力だが、ボール処理に関しては改善の余地が残る
特に最近の明星戦ではミスが見られた
走塁においては高い脚力を持っており、相手の隙を見逃さず、果敢に二塁を狙う姿勢が特長的だ
しかし、打撃に関しては春と比べて調子を落としている
特にバットのグリップ位置が高いことや、スイングのトレンドから少し外れた歩幅の狭さなどが課題とされている
新井選手の自己評価と今後の展望
新井自身は「ヒットを打っていますが、納得のいく打球はありません」と現状を語る安藤監督は、彼の能力を高く評価し、「もっと良い打球が飛ぶはずだ」と期待を寄せている
ドラフト候補として名が挙がる中、新井選手は「引っ掛けず、真っ直ぐ伸びるライナー性の打球を打ちたい」と課題を持ちつつ、さらなる成長を目指して練習に励んでいる
総括と今後の注目ポイント
新井は、広角にヒットを打てるバットコントロール、素早い遊撃守備の動き、そして走塁センスを兼ね備えた選手であり、今後のドラフトでは本指名候補としての地位を確立する可能性が高いプレースタイルからは、ヤクルトの長岡秀樹内野手の高校時代をイメージさせる部分もあり、大いに期待される
この夏、彼が繰り広げる活躍に注目が集まっている
新井唯斗選手は八王子の高校生内野手として注目されており、その身体能力や技術により多くの期待を集めています。特に遊撃手へのコンバートが成功し、守備での成長が見られますが、打撃では調子を落としているとのことです。今後の活躍に期待が寄せられている選手です。
キーワード解説
- 遊撃手とは?:野球において、内野のポジションの一つで、主に二塁と三塁の間を守る選手のことを指します。守備力が求められるポジションです。
- 強肩とは?:野球において、特に内野手や外野手が持つ能力で、遠くの塁への正確な送球ができることを指します。強肩選手はアウトにする能力が高いです。
- バットコントロールとは?:打者がバットを自在に扱い、狙ったコースにボールを飛ばす能力のことを指します。スイングの精度やタイミングが重要です。

