試合は、初回から両チームの攻撃が活発で、帝京大可児は4回までに6点を奪うが、その後、岐阜第一が5回に6点を返して試合は振り出しに
しかし、帝京大可児は6回に再び2点を追加し、岐阜第一の追撃を1点に抑え、見事に逃げ切った
この試合でのハイライトは、3番手で登板した川上洸晶(こうせい)投手(3年)の活躍だ
彼は、中日ドラゴンズでエースを務めた川上憲伸さんの甥であり、憲伸さんから授かったカットボールを駆使して相手打線を封じ込めた
6回途中から登板した川上投手は、2イニングにわたり1失点で抑え、特にカットボールを駆使して相手バッターを三振に仕留めた
彼は登板後、「自分のピッチングスタイルは真っすぐを見せ球にしつつ、カットでカウントを作ること」と語り、自信を持ってプレーした
川上投手は、準決勝に向けてチームが勝つためにサポートし、自らの役割を果たすことを誓った
「富田が軸となってチームを引っ張ってくれるので、私たちはしっかりとサポートして勝てると確信している」と彼は意気込んでいる
今回の試合は、帝京大可児が逆境を跳ね返しながら勝利を収めた試合であり、特に川上投手のピッチングは印象的だった。甥として憲伸さんから学んだ技術を活かして、重要な局面でチームを支える姿勢は多くのファンに希望を与えた。今後の準決勝でも彼らの活躍に期待したい。
キーワード解説
- カットボールとは?:カットボールは、ピッチャーが投げるボールの一つで、通常のストレートよりも少し斜めに曲がる球種。このボールは打者にとって打ちにくく、特に外角に投げることでバッターのスイングを崩す効果がある。
- 継投とは?:継投は、試合中にピッチャーが交代することを指す。特に高校野球では、複数の投手を使って相手の打線に対応し、勝利を目指すことが多い。
- エースとは?:エースはチームの主力投手のことで、特に重要な試合に先発し、勝つために必要な実力を持っている。

