フィリーズ、青柳晃洋を自由契約に 米球界での苦闘が影響か
2025年7月23日(日本時間24日)、フィラデルフィア・フィリーズは、日本の投手青柳晃洋を自由契約にしたとの報道が伝えられた情報を発信したのはMLB公式のフィリーズ番記者トッド・ゾレッキ氏である
元阪神の青柳は、ポスティングシステムを利用して米国に渡り、フィリーズとマイナー契約を結んだ
春季キャンプ時には4試合に登板し、3イニングで6奪三振を記録したが、防御率は12.00と不安な結果に終わり、開幕はマイナーリーグの3Aで迎えた
その後、フィリーズの3Aおよび2Aでの登板が続いたが、23試合で1勝3敗、28奪三振、防御率7.22と苦しい結果に終わり、メジャー昇格のチャンスは得られなかった
米メディア『Sports Illustrated』の記事によれば、フィリーズは青柳がシーズン中に戦力になると期待していたが、彼の不振が続いたために解雇の決断を下したという
青柳のパフォーマンスの変遷
シーズン序盤の4月には、3Aで7試合に登板し無失点と上々のスタートを切ったしかし、以降はパフォーマンスが急激に悪化し、5月には自責点4を記録し、6月には4登板で11失点という厳しい展開が続いた
育成リストへの移動
これにより、彼は育成リスト入りし、その後2Aに配置されたデビュー戦では圧巻の投球を見せるも、続く2試合では失点を重ね、次第に不安定な状態が続いた
最終的には7月19日に好投したものの、その翌日には再び育成リストへ移された
青柳の将来
こうした経緯を踏まえ、球団と青柳は「別々の道を進むのが最善」と判断青柳の今後について、米球界での新たなチャンスを掴むのか、日本球界へ戻るのか、注目が集まっている
青柳晃洋選手の自由契約は、彼の不振が主な原因とされており、フィリーズでの厳しいシーズンが影響を与えました。ただし、今後どのような道を選ぶのかが非常に興味深いです。彼が新しいチャンスを見つけ、活躍することを期待したいと思います。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは? 海外のプロチームに選手が移籍する際に、日本の球団が一定の条件下でその選手を譲渡する制度のことです。
- マイナーリーグとは? メジャーリーグの下部リーグであり、多くの選手がここで経験を積み、活躍を通じてメジャー昇格を目指します。
- 育成リストとは? 選手が怪我や成績不振などの理由でチームから外されている状態を示すリストであり、選手は再調整やリハビリを行います。

