村上頌樹投手、オールスターでの苦しい投球に反省の弁
2025年7月24日、横浜で行われた「マイナビオールスターゲーム2025」第2戦において、全セ・リーグの先発投手として登板した村上頌樹投手(27歳=阪神)が、2回を投げて7安打6失点を喫し、苦しいマウンドを経験したオールスターゲームは、各リーグのトップ選手による特別な試合であり、観客の注目を集める場面でもある
村上投手は、全パ・ヘッドコーチである新庄監督(日本ハム)が提唱した「ガラポン打線」に苦しむ形となり、試合序盤に大量失点を喫する結果となった
初回、村上投手は楽天の宗山と日本ハムの清宮に連打を浴び、一気に一、二塁のピンチを迎えた
続く打者、山川(ソフトバンク)は遊飛に打ち取ったものの、山本(ロッテ)には先制の2点適時二塁打を献上
その後も守備の乱れを背景に、西川(西武)に中犠飛を許し、この回だけで3点を失った
村上投手は2回にも続けて失点を重ねた
寺地(ロッテ)と滝沢(西武)を連続して打ち取った後、万波(日本ハム)に対し、球速が計測できないほどの超スローボールを投じたが、見事に捉えられ左中間を割る二塁打を浴びて再びピンチを迎えることとなった
その後も3連打を浴び、合計6失点という苦い結果に終わった
試合中、村上投手にはチームメートの近本と大山が駆け寄り、マウンド上でリラックスさせる一幕もあった
村上投手は降板後、「大舞台を楽しむことはできたか?」という問いに対し、「楽しめなかった
普通に打たれたので申し訳ない」とコメントし、自身の結果への反省を示した
近本と大山のマウンド介入については「ビックリした」とし、頼る気持ちがあったことを吐露した
ただし、「他球団の選手といろいろ話すことができ、楽しく過ごせた」と振り返り、苦い経験からも貴重なコミュニケーションを得られたことに感謝の意を示している
村上頌樹選手のオールスターゲームでの体験は、彼にとって学びの多い瞬間だった。苦しい結果ではあったが、チームメートとの関係が深まったり、他の選手たちとのコミュニケーションが楽しめたことが収穫だったのではないか。今後の成長につなげられることを期待したい。
キーワード解説
- オールスターゲームとは? 野球の特別試合で、各リーグのトップ選手が集まるイベントです。観客の注目を集め、多くのファンが楽しみにしています。
- ガラポン打線とは? 新庄監督が提唱した形で、選手たちが自由に打撃をするスタイルを指します。このようなスタイルは通常の戦略とは異なり、予測不可能な攻撃を生み出すことを目的としています。
- 適時二塁打とは? 打者が打ったボールにより、走者が得点を狙うために二塁まで進むことができるヒットのことです。得点のチャンスを生む重要なプレーとなります。

