ヤクルト、フィリーズ傘下から青柳晃洋投手を獲得調査中

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 東京ヤクルトスワローズが、フィラデルフィア・フィリーズ傘下の2Aレディングから自由契約となった青柳晃洋投手(31)の獲得調査を行っていることが判明した

ヤクルトは現在、シーズン後半に向けてチームが抱える投手陣の課題に対処するため、この青柳選手の動向に注目している

 ヤクルトは今シーズン、前半戦を28勝50敗5分という成績で最下位で終えた

投手陣では、高橋投手が下半身のコンディション不良で、守護神の石山選手が左内腹斜筋の肉離れにより戦線を離脱している

これにより、チームは主力が不在となり、投手陣が手薄な状況にある

 青柳投手は23日(日本時間24日)にFA選手となったが、今シーズンはメジャーでの登板がなかった

彼は、阪神タイガースからポスティングシステムを通じて今年1月にフィリーズとマイナー契約を結び、オープン戦では結果を残せなかったため、AAA(3A)でシーズンを開始

6月にはAA(2A)に降格となり、両マイナーリーグでの成績は23試合で1勝3敗、防御率7.22という厳しいものとなった

特に33と2/3イニングを投げて45の四死球を出すなど、メジャー野球との適応に苦しんでいたようだ

 しかし、ヤクルト側は青柳選手がNPB(日本プロ野球)ではまだ力を発揮できるとの見解を示している

支配下登録の期限は7月末とされており、急速に交渉が進む可能性もある

青柳投手の獲得は、ヤクルトにとって投手陣の強化に繋がることが期待されている

ヤクルトの青柳選手の獲得を狙う動きは、チームにとって必要な補強である。投手陣が主力を欠いている中で、青柳選手が持つ先発と救援の両方の経験は大きな力となるだろう。しかし、青柳選手自身がメジャーでの成果を上げられなかったことは気になる点であり、NPBでどれだけパフォーマンスを発揮できるかが鍵となる。
キーワード解説

  • FA選手とは?選手が契約を終了した際に、他のチームと交渉し、新たな契約を結ぶことができる選手。
  • ポスティングシステムとは?海外のプロ野球選手がメジャーリーグなど他リーグに移籍する際に、所属チームが相手チームに対して交渉権を売却する制度。
  • 防御率とは?投手の成績を示す指標で、9イニングあたりに何点失点したかを示す。数値が低いほど優秀な投手とされる。
  • 四死球とは?ボールの投球で相手を出塁させること、すなわちフォアボールとデッドボールの合計を指す。

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