弘前学院聖愛は、4年ぶりに甲子園に進出することとなり、吹田投手はその瞬間をテレビ越しに目撃した
24日に行われた青森決勝戦では、八戸学院光星との接戦が繰り広げられた
吹田投手は「すごいなと思いました
(甲子園には)青森を代表していくわけなので、優勝を目指してほしいです
とにかく楽しんで、悔いがないように」と後輩たちへ応援メッセージを送った
昨夏の青森決勝では、弘前学院聖愛は青森山田に3-4で逆転負け
吹田投手は、先発として6回途中4失点で降板し、その試合では不運なプレイもあった
9回には、二塁への打球がフェンスに挟まり、一塁走者の生還が認められなかった悲劇に見舞われた
そんな悔しい思いから1年、今年の決勝では後輩の芹川投手が先発
その結果、7回途中3失点で試合を作り、9回には5得点の逆転勝ちを果たした
吹田投手は、自身が試合期間中、後輩たちに「最後まで諦めるな」と励ましのメッセージを送り続けたことも明かし、「頑張ってくれたので、甲子園に行くことができたのかなと思います」と後輩たちの努力に感謝の意を示した
プロ入り1年目の今季、吹田投手はこれまで3軍で12試合に登板し、0勝1敗、防御率3.63という成績
彼は「僕も(青森出身者として)恥じないように頑張ります!」と決意を新たにし、後輩たちの活躍を励みにさらなる成長を目指す
【吹田志道(ふきた・しどう)】2007年2月21日生まれ、青森・大鰐町出身
小学3年から野球を始め、弘前学院聖愛中学校から弘前学院聖愛高校へ進学
昨夏の青森大会ではエースとして準優勝を果たし、2024年育成ドラフト4位で巨人に入団
名前の由来は「一つの道を志してほしい」という願いから
身長188センチ、体重84キロ、右投右打
吹田志道投手が後輩たちの甲子園出場を喜ぶ姿は、成長と感謝の気持ちにあふれていました。育成選手としての厳しい道のりの中、若い世代の選手たちへの思いを大切にしながら、自身の成長を目指す姿勢は今後のプロ野球界での活躍を期待させます。
キーワード解説
- 育成ドラフトとは?育成ドラフトはプロ野球のチームが、育成契約を結ぶために選手を指名する仕組みです。育成選手は一般の選手と異なり、支配下選手と比較して待遇が低いことが特徴です。
- 逆転勝ちとは?逆転勝ちは、試合の中で相手チームにリードを奪われている状態から、自チームが先に点を取ることによって勝つという状況を指します。
- 防御率とは?防御率は、投手の成績を評価する指標で、投手が9回投げた時にどれだけの自責点を許したかを示す数字です。数値が低いほど優れた投手とされます。

