広島カープ、選手主体の緊急ミーティングで結束を強化
広島東洋カープは、2025年7月25日に行われた練習前に、選手たちのみで約1時間にわたる緊急ミーティングを開催したこの取り組みは、選手たちが自らの意見を交わしながら、チームの結束を強化し、後半戦の成功に向けた第一歩とすることを目的としている
ミーティングの発起人である末包昇大外野手(29)や森下暢仁投手(27)などの若手選手が、参加者全員に対して「もっと熱くなって野球をやりましょう」と訴えた
末包は、負けた時に「次頑張ろう」といった姿勢だけではなく、勝利についても真摯に向き合うことの重要性を強調した
本シーズン、カープは7月に3勝12敗3分けという厳しい結果を残し、順位も5位に転落している
そのため、選手たちは自らの力で改善の道を模索する必要があると感じ、ミーティングを開くことに至った
特に、球宴ブレーク中に行われた会話をきっかけに、チームメンバーは「もっと自分たちができることがある」と一致した
過去にもカープは、連敗中にミーティングを開催した例がある
この場合は中堅やベテランが中心となったが、今回は20代後半の選手が主体的に動いた
この動きには、チームの未来を見据えた若手選手の力強い意志が込められている
特に森下は、ミーティングを通じて「まだ上を目指せるところにいる」と実感したとのことで、若手選手の意見が重要視されることが今後の成長に繋がると期待を寄せている
首位とは12.5ゲーム差だが、2位のDeNAとは3ゲーム差であり、広島は再び上昇を目指すタイミングにいることを示している
今回の広島カープの選手主体の緊急ミーティングは、若手選手が自主的にチームを引っ張る好例となりました。選手が率先して意見を出すことで、これまで以上に結束を高めることができるでしょう。逆境の中で、チームが同じ方向を向く姿勢は期待が持てます。
キーワード解説
- 選手主体のミーティングとは?:選手同士が自主的に集まって意見を交わし、チームの目標や方向性を共有する取り組みを指します。
- 結束とは?:チームや集団のメンバーが一つの目的に向かって力を合わせ、協力することを意味します。
- 負け癖とは?:試合に負けることで選手たちが次第に自信を失い、勝つことが難しくなる心理状態を指します。
- 若手選手とは?:チームの中で、経験が少なく比較的年齢が若い選手のことを指します。

