試合は、最終回の9回に劇的なサヨナラ勝利で結末を迎えた
三塁走者の柴田元気二塁手(3年)が見事な足を活かし、本塁へ突進
球審が手を広げた瞬間、歓喜がチームを包んだ
試合の流れ
試合は、迎えた9回、同点の6-6から始まった1死満塁の状況で、佐藤惇人捕手(3年)が打った飛球は浅い右飛だったが、主将の柴田は果敢に本塁へ突入した
「外野に飛んだ時点で突入することを決めていた」という言葉には、自身の信念とチームへの強い思いが込められている
監督の精神力
2回表が終了した時点で、東海大相模は4点のビハインドを抱えていたが、元巨人捕手の原俊介監督(47)は試合の流れを悲観せず、「徐々に得点を重ねられる最後には必ずチャンスがやってくる」と信じていた
この言葉には「ボディーブロー作戦」と呼ばれる根性論を反映しており、じわじわと相手を追い詰める戦略を示している
なお、この試合で東海大相模は、75年の日大高戦以来、50年ぶりに4点差以上を逆転して勝利した
決勝の展望
決勝では、横浜高校と対戦することが決まっており、両校が夏の神奈川決勝で顔を合わせるのは10度目となる原監督は「三度目の正直」との言葉を残しており、過去の敗北から得た力を胸に、チームを引き締めて次の試合に臨む構えだ
この試合での東海大相模の逆転劇は、選手たちの精神力やチームワークの重要性を再認識させるものです。監督の励ましや選手の果敢なプレーが結果に繋がったことは、高校野球の醍醐味でもあります。
キーワード解説
- サヨナラ勝利とは?試合の最終局面で得点が入り、逆転勝利を収めること。
- ボディーブロー作戦とは?試合の流れをじわじわと変える戦略で、相手を疲れさせることを目的とする。

