就任7年目の土井監督は「僕は何もやっていない」と謙遜しつつも、試合中の采配が見事に的中したことは否定しきれなかった
試合の流れと重要な采配
試合は第8回に突入し、3―3の同点で1死二塁という場面で金光亮哉投手(3年)を投入これによりピンチをしのぎ、延長10回には見事に2点を勝ち越すことに成功した
リスクを避けた戦略
延長の裏、1点差の2死三塁という緊迫した場面では、浅打ちの4番・小日向悠太(3年)に申告故意四球を選択サヨナラの走者を一塁に出すことで勝負を避け、次打者を三振で終わらせる戦略が功を奏した
監督の苦悩とチームの復活
土井監督は、選手たちの態度を見かねて「俺はやめるお前らとは野球をせえへん」と一時期突き放したこともある
その影響を受け、チームは練習や試合での態度を改善し、この日を迎えた
ユニフォームの変更と意気込み
この春、ユニフォームの色を白からクリーム色に変更した理由について土井監督は「やんちゃ感を出したかった」と話し、選手たちを鼓舞し続けている高校時代に敗北した名門・大阪桐蔭との決勝対戦も目前に控え、借りを返すチャンスが訪れている
今回の試合は、土井監督の采配が際立った瞬間でした。特に、延長10回での申告故意四球は非常にリスクを伴う戦略で、選手たちの信頼も必要です。それでも選手たちが見事に応えたことで、結束力が強まった印象を受けます。
キーワード解説
- ガッツポーズとは?自分自身の喜びや、達成感を表すために両手を天に持ち上げる動作を指します。
- 采配とは?監督や指導者が選手に対して与える指示や戦術を意味し、その判断が勝敗を左右することが多いです。
- 申告故意四球とは?投手が意図的にバッターに対して球を投げないことで塁を与えるプレーで、戦略によって使われることが多いです。

