ソフトバンク・川瀬選手、スーパーサブとしての重要性を再確認

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プロ10年目を迎えたソフトバンク・川瀬晃選手(27)は、スターティングメンバーに選ばれることはもちろん、代打や代走、守備固めなど様々な役割を担うスーパーサブとして、チームに欠かせない存在である

試合途中から出場しても、重要な場面でしっかりとした結果を残す秘訣は、ベンチでの「立つ位置」にあるという

本拠地での試合でスタメンを外れた際、川瀬選手は一塁側ベンチの特定の場所に陣取り、試合の行方を見守る

この位置はグラウンド向かって右端の最前列であり、選手や監督の動き、さらには観客の雰囲気まで把握できるため、試合に入りやすくなるという

「試合の状況を理解し、監督やコーチ、選手の動き、観客の雰囲気を一番感じられる」と川瀬選手は語る

攻守交代の際には、真っ先にフィールドに飛び出し、仲間に声をかけたり、グラブを渡したりすることで気持ちを高めていく

そのため、突然の出場でも出を乱さない

6月14日の横浜DeNAベイスターズとの試合では、先発遊撃手の今宮健太選手(34)がスイングの際のわずかな乱れを見逃さず、ベンチ裏で体を動かした

結果、今宮選手が途中交代となった際、川瀬選手は自信を持って代打として出場し、左翼線に貴重な適時二塁打を放った

試合後、小久保裕紀監督(53)は川瀬選手の活躍を「控えのお手本」と称賛した

準備の重要性と先輩たちからの学び

川瀬選手は2016年に大分商高からドラフト6位で入団し、遊撃という本職には名手・今宮選手がいるため、試合に出るために一塁、二塁、三塁の守備を磨いてきた

昨シーズンの中村晃選手(35)からも、試合中の準備の大切さを再認識している

川瀬選手の試合に対する姿勢や準備の重要性は、若い選手たちにとって大いに学びのあるものである。試合中の集中力や、仲間の状況を見極める能力が、川瀬選手のパフォーマンスを支えていると考えられる。
キーワード解説

  • スーパーサブとは?チームのスターティングメンバー以外の選手で、代打や代走としての役割を果たすことができる選手のこと。
  • ベンチとは?試合中に選手が待機する場所で、監督やコーチと戦略を立てたり、観察を行うことが重要な役割を果たす。

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