オリックスの新星・東松快征、プロ初登板で力投も初黒星

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<ソフトバンク3-1オリックス>◇27日◇みずほペイペイドーム オリックスの若手投手、東松快征(20)が、強力なソフトバンク打線に臆することなく直球で対抗し、注目を集めた

彼は3回1/3を投げ、5安打3失点(自責2)で初先発ながらプロ初黒星を喫したものの、ピッチングには手応えを感じた様子だ

試合前、東松選手は「ペイペイ(みずほペイペイドーム)でチームが9連敗中と聞いた

せっかくなら止めてやろうと

チームの代表でマウンドに上がっているので、それぐらいの強い気持ちを持たなければ立つ資格はない」と語り、チームの激戦に挑む覚悟を見せた

試合が始まると、最初の回に最速150キロのストレートを武器に、スライダーで3者凡退のスタートを切った

続く2回には、4番バッターの近藤選手、5番の山川選手、6番の柳町選手に連打を許し1点を失ったものの、直球を駆使して1死満塁のピンチを切り抜けた

しかし、4回には1死二、三塁の局面を迎え、63球投げたところで交代となった

急遽先発登板が決まった東松選手は、コンディション不良の曽谷龍平投手(24)の代わりに登板したため、その緊張感が影響したのかもしれない

「人生で初めて寝られなかった」と述べ、心拍数が気になって眠れなかったという

それでも、マウンドに上がれば彼は堂々とした姿勢を崩さず、「挑戦者のような気持ちで自信を持って投げた」と振り返る

振り返ると、空振りも多く取れたため、「手応えをつかむことができた」と語った

監督の岸田護(44)も、「良い球を投げていて、真っすぐをしっかりと投げ込むことができた」と高く評価した

東松選手は2年目の左腕として、まだまだ課題は残っているとしつつも次なる目標を掲げ、「勝ちたい」と力強く誓った

まだ20歳の彼は、経験を重ねながら一層の成長を目指す

今回の試合では、東松選手がプロ初登板ながらも力強い投球を見せて多くのファンに期待を抱かせた。しかし、結果は初黒星という悔しいもの。特に、緊急登板の状況も影響したのか、疲れや緊張感があったようだ。それでも、彼のポテンシャルの高さは明らかで、今後の成長が非常に楽しみである。
キーワード解説

  • 直球とは? 投手が投げる最も基本的な球種で、スピードと直進性が特徴。スピンがかかっていないため、バッターにとって捉えやすいが、速さやコントロールによって打たれづらくもなる。
  • スライダーとは? 曲がりが強い球種。ストレートと比較し、バッターを欺くために多用される。ボールの回転によって、直進した後に急に曲がるため、見極めが難しい。
  • ピッチングとは? 投手がバッターに対してボールを投げる行為。良いピッチングは、コントロールや球種、タイミングなどによって決まる。

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