8回に3番手としてマウンドに上がった藤平は、1安打を献上したものの、アウトはすべて三振で記録し、1回を無失点で切り抜けた
ここでの決め球はすべて150キロを超える直球で、球速の面でも圧倒的な存在感を示した
藤平投手は「（三振を）狙いにいかなくても取れているのはすごくいいこと」と胸を張り、調子の良さをアピールした
昨シーズンは主に試合の勝敗がかかった場面で登板する“勝ちパターン”の一員として活躍したが、今シーズンは思うように結果が出ず、時には負けている局面でもマウンドに上がる場面もあった
それだけに、今回の好投が復調の兆しと受け取られている
またこの日は、藤平選手の母校である横浜高校が神奈川大会の決勝に勝利し、夏の甲子園出場が決定した
藤平選手は試合の様子を動画で観戦していたそうで、「（中盤まで接戦に）どうなるかと思いましたけど、横浜らしい勝ち方をしてくれて、僕も気分よく投げられました」と、母校の勝利に嬉しさを隠せなかった
今回の藤平投手のパフォーマンスは、シーズンを通じて苦しんできた彼にとって大きな自信につながるでしょう。相手チームを三振で切り抜ける姿は、彼の技術と集中力を改めて示すものであり、ファンからの期待も高まっていると思います。
キーワード解説
- 三振とは？ 投手がバッターがバットを振ることなくアウトを取ることを指し、高度なピッチング技術の一環である。
- 復調とは？ 選手が不調から回復し、再び良いパフォーマンスを見せる状態を表す言葉で、精神的な面も含む。
- 勝ちパターンとは？ 勝利を目指すために、試合終盤の重要な場面で登板することが多い投手を指す。
