この日は、支配下選手契約を結んで初めてマウンドに上がった試合であり、結果は３回を投げて２安打無失点、さらに１奪三振を記録した
試合の始まりは、巨人が４点リードの状態で５回からの登板
２アウトを取った後、四球と安打により２死一、二塁のピンチを迎えたものの、菊地はここで冷静さを保ち、田中選手をスライダーで中飛に封じて無失点で切り抜けた
その後の６回には長岡選手に内野安打を許すも、すぐに後続を断ち、続く７回も無失点
７番からの打者を空振り三振、三ゴロ、二ゴロで仕留め、３者凡退にする快投を見せた
試合前には、「１軍に呼ばれるために変わらず練習を継続し、試合で投げた時には自分の良いところが出せるように頑張っていければ」との意気込みを語った通り、この日はまさに力強い投球でアピールに成功した
菊地はプロ２年目の２０２３年には救援として自己最多の５０試合に登板し、プロ初勝利を挙げるなどブレイクを果たした
しかし、２０２４年は初の１軍登板が実現せず、同年オフには育成契約での再出発を余儀なくされた
それでも今季は、３軍落ちを経験しながらも課題と向き合い、復調を遂げた
２軍昇格後は先発と中継ぎの両方を経験し、試合前の時点で１０試合に登板
記録は３勝２敗１セーブ、防御率２.６５、奪三振率は１０.０６に達している
菊地大稀投手の復帰と好投は、プロ野球における選手の厳しさと努力がどれほど重要であるかを再確認させるものでした。特にイースタン・リーグでの成功は、1軍昇格への大きなステップとなるでしょう。来シーズンにはさらなる活躍が期待されます。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは？プロ野球の２軍選手が所属するリーグで、選手の成長や復帰を目指す場として重要な役割を果たしています。
- 支配下選手契約とは？プロ野球チームに正式に所属する選手としての契約で、選手は一定の給料や待遇を受けることができます。
- 防御率とは？投手の成績を示す指標で、出場したイニングに対して許した得点数を基に計算される数値です。低いほど良い成績とされます。
- 奪三振率とは？投手が投げたイニングに対する三振の数を示す割合であり、高いほど三振を取れる能力の高さを表します。
