阪神、広島との激闘で強力オフェンスを展開

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◇阪神―広島(29日・甲子園) プロ野球での連勝を続けている阪神タイガースは、甲子園での試合において見事な攻撃力を発揮した

特に1番から5番までの打者が固定されていることが、チームの連携と得点力を高めている要因である

試合の流れ

先制点は一回表に生まれた

先頭打者の近本光司が三遊間に放った鈍い打球は、広島の内野手のグラブを弾いて左前へ転がり、そのまま出塁

続いて、2番打者の中野拓夢が完璧に犠打を決め、2死一、二塁の好機を演出した

この状況を迎えた5番打者の大山悠輔は、3ボール1ストライクから広島の先発床田寛樹投手の甘いツーシームを見逃さず、強烈な打球を左前に放つことで得点を上げた

大山のコメント

大山は「チャンスメークしてもらったので、ランナーを還すことができて良かった

まだ初回なので、次の打席も頑張る」と試合の流れに対して意気込みを語った

セ・リーグの状況

試合前、阪神はセ・リーグの首位に立ち、2位の巨人に対して10ゲーム差を付けている

この独走状態は、チームの驚異的な防御率1.95にも支えられており、リーグ内で唯一の1点台を誇る

打撃成績の分析
一方で、阪神の打率は2割4分6厘と突出しているわけではないが、得点数は315点と2位の広島の271点を大きく引き離している

これは、1、2番でチャンスを作り、中軸で確実に得点を重ねる攻撃スタイルが功を奏しているからだ

今シーズンの阪神は、シーズン序盤を好成績で乗り越え、今後の試合にも高い期待が寄せられる

阪神タイガースが広島戦で見せた攻撃力は、ただの強さではなく、チーム全体の連携と戦略が結実した結果である。特に、状況に応じた打撃や守備の意識が、得点につながっていることは今後の試合でも重要なポイントとなるだろう。
キーワード解説

  • 犠打とは?:主にランナーを進めるために、打者がわざと打ち損じてボールを地面に落として投手や内野手の動きを難しくし、ランナーが次の塁に進むことを助ける戦術のこと。
  • ツーシームとは?:投手が投げるボールの一種で、名前の通り2つのシーム(縫い目)を使って投げることから、ボールに回転がかかり、打者には一定の曲がりが予想されるが、実際にはストレートに近い動きになることが多い。

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