巨人・戸郷、6回無失点で3勝目を挙げる:復調の兆し見える投球内容

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇セ・リーグ 巨人2―0中日(2025年7月30日 バンテリンD) 巨人の戸郷投手が、6月22日以来の登板で6回を投げ4安打無失点という素晴らしい投球を披露し、52日ぶりとなる3勝目を挙げた

戸郷選手は試合後、「一つ勝つ難しさを改めて感じた

こういう勝利を重ねていければ自信がついていくと思う」と語り、ホッとした表情を見せた

戸郷選手は2年目から先発ローテーションを守ってきたが、7年目で初めての不振に直面

今年の開幕前は「一年間楽しみ」と自信を示していたが、予期せぬ結果に悩まされた

「本当に初めての経験

何が正解か分からない」と戸郷選手は心境を明かした

開幕からの11試合で防御率5.24、2勝6敗と苦しみ、代名詞の三振も取れず、試合前には不安を抱えていた

特に、2度の2軍降格を経て、自身の調子が崩れていく中で、外野からの声が気になり始めた

「何を言ったらいいか分からない

“結果残せてないじゃん”と言われますしね」と苦悩を語る戸郷選手だが、オリオールズに移籍後も気にかけてくれる先輩・菅野選手の言葉に勇気づけられた

「菅野さんから“俺の苦しみのまだ10分の1くらい”という言葉を受けて、励みになった」と明かした

この日の試合では、3回に細川選手を内角148キロ直球で見逃し三振に斬るなど、ファームで磨いてきた直球を軸とした7奪三振を記録

勝率5割に復帰に導いた戸郷選手は、「やっぱり真っすぐがいい時は、どんな変化球も効く

前半戦の借りをしっかり返したい」と、今後の巻き返しを誓った

◾️巨人・阿部監督は、戸郷選手について「何とか粘って、いい投球だった

勝ちが付いて嬉しい

いい投球をしていても、2、3回はピンチがあり、それをしっかりしのげた」と、手応えを感じている様子を伺わせた

戸郷選手が復調の兆しを見せたことは非常に興味深い。彼の投球を見ていると、特に試合中の修正能力やポジティブな心持ちが試合に影響を与えているように感じる。今後の彼のパフォーマンスに期待を寄せているファンも多いだろう。
キーワード解説

  • 防御率とは?投手が自責点(失点からエラーによるものを除いたもの)を9イニング(1試合分)あたりで平均した数字で、低いほど優れた投手とされる指標です。
  • 三振とは?投手が打者に対して3ストライクを取ることで、打者をアウトにすることを言います。これは投手の力を示す指標の一つです。
  • 先発ローテーションとは?チームにおいて、先発する投手たちの順番を決めることを指します。通常、5人程度の投手がローテーションを組んで、各試合に先発する形式です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。