広島、阪神戦で連敗ストップと末包の奮闘

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 ◇セ・リーグ 広島6―3阪神(2025年7月31日 甲子園) 広島東洋カープは31日の阪神タイガース戦において、6-3で勝利を収め、連敗を7、同戦の連敗を10で断ち切った

この試合のキーポイントは、初回無死満塁の場面で40試合ぶりに4番に抜擢された末包昇大外野手(29)が放った決勝の先制中前2点打であった

 この2点打はチームにとって今カード3試合連続での4度目の満塁機からの得点であり、なんと20イニングぶりの得点となった

結果的に広島はこの試合で6得点を挙げて勝利

これにより、7月の成績は僅か4勝16敗3分け、勝率2割という厳しい状況から月間の最後を白星で飾り、8月の反攻への弾みを付ける形となった

 この勝利によって、新井監督率いるチームはようやく暗いトンネルから抜け出した様子を見せた

末包選手は試合後、「“何とかしたい”じゃなくて“何とかしなくちゃならない”状況だった

運も味方に、結果として先制できて良かった」と話す

初回の好機では、四球と相手守備のミスから無死満塁となり、この場面で末包選手が阪神・伊原投手から低めの143キロの球を捉え、中前に流し打った

 これにより、広島は先制点を奪い、試合を優位に進めることができた

末包選手は「点を取らないことにはチームとして乗っていけない

まずは1点を取ることを目指した

久しぶりに打点がついて良かった」との思いを語った

前の2試合では、満塁の機会を持ちながら無得点だった中、4度目のチャンスで20イニングぶりの得点を獲得し、呪縛を打破した

 また、末包選手は連敗中にグラウンド外でもチームの結束を高めるための活動を行っていた

7月25日には自身が中心となり、選手だけのミーティングを企画し、ベテランや若手、助っ人選手と率直に意見を交換する場を設けた

これが結果的にチームの団結を促進させたともいえる

 新井監督の采配も勝利に寄与した

末包選手は6月6日以来の40試合ぶりに4番に抜てきされることに

監督はその理由を「最近の試合で点が取れなかったため、打順を変えた」と説明した

末包選手の決勝打によって、チームは連敗から脱出できた

 新井監督は、「後半戦では勝てていなかったが、チームの雰囲気は非常に良かった

選手たちの“なんとかするんだ”という気持ちが伝わってきた

これを機に、さらなる成長を目指したい」と今後への期待を寄せた

 広島は、7月の成績が4勝16敗という厳しい結果であったが、最後には76年9月以来49年ぶりの月間勝率1割台の恥辱を回避することとなった

この夜の勝利を基に8月の再起を図りたいところである

今回の広島の勝利は、長い連敗からの脱却を意味するもので、選手たちの強い意志が試合結果に反映されました。末包選手の奮闘によって、チームが自信を取り戻し、反攻が期待できる展開になるかもしれません。
キーワード解説

  • 連敗とは?連敗とは、試合に連続して負けてしまうことを指します。この状態が続くとチームの士気が下がることがあります。
  • 満塁機とは?満塁機とは、野球においてランナーが1塁、2塁、3塁にいる状態を指し、得点のチャンスが大きい場面です。
  • 先制点とは?先制点とは、試合の最初に得た得点であり、通常、試合の流れを左右する重要な得点です。

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