東京ヤクルトスワローズは、延長戦に持ち込む粘りを見せたものの、後半戦初の連敗を喫しました
9回表、1点を追う場面で代打・宮本がタイムリーを放ち、試合を振り出しに戻しましたが、それも束の間、大西が誤算となり、延長戦で勝利を逃す結果となりました
具体的には、延長10回表に2死二塁の場面で佐藤輝明に右越えの勝ち越し適時二塁打を許しました
これに対して、ヤクルトの最終回の攻撃は反撃の兆しが見えず、村上が空振り三振に倒れて試合が終了しました
試合の序盤では守備の乱れが響き、特に「4番・三塁」で先発出場した村上が今季初の失策を記録しました
初回2死一塁の場面で佐藤の打ったゴロを処理中に一塁へ悪送球し、ピンチを招く結果となりました
さらに、先発投手の高梨も暴投を犯し、これが先制点につながってしまいました
高梨は5回を投げ、5安打1失点（自責0）という好投を見せ、降板しました
しかし、打線は相手先発投手の伊藤将に苦しめられ、得点が奪えずにいました
特に、右後十字靱帯損傷で約3ヶ月の戦列離脱を経て復帰した長岡が、初打席で左線への二塁打を記録しましたが、得点にはつながりませんでした
7回表には長岡の二ゴロを利用して1点を奪うものの、試合の流れを引き寄せるには至りませんでした
ヤクルトは延長戦での敗北によって後半戦初の連敗を経験しました。重要な場面でのミスが影響した試合であり、特に村上選手の守備と大西選手の投球が反省点として浮き彫りになりました。今後の試合に向けて、ミスを少なくし、チーム全体での運用を再考する必要があります。
キーワード解説
- 延長戦とは？野球で9回終了後も決着がつかない場合に行われる、さらにイニングを追加して試合を続行する仕組みのことです。
- タイムリーとは？打者がヒットを打ち、その結果、走者が本塁に帰って得点をすることができる状態を指します。
- 靭帯損傷とは？関節の安定性を保つための組織である靭帯が損傷した状態で、選手にとっては大きな障害を伴うことがあります。
