広島・高太一投手がプロ初勝利を挙げる
「広島3-1中日」(1日、マツダスタジアム)で、広島東洋カープの大卒2年目・高太一投手(24)がプロ初先発で初勝利をマークした高は、最速151キロの直球を武器に、6回を投げて5安打1失点の好投を見せた
この試合は、約1カ月ぶりの連勝となり、チームは8月を白星でスタートすることができた
高選手は初めてのお立ち台に上がり、「(緊張で)震えが止まらなかったので、どうにか腕を振っていこうと
チームの勝ちにつながる投球ができたのが一番です」と初勝利の喜びを語った
危機を乗り越えたピッチング
試合の序盤、高はピンチの連続に見舞われたが、初回に不運な打球が重なりながらも、冷静に対処1死一、三塁の場面でも、特に「こだわって磨いてきた」という149キロ直球で打者を空振り三振に仕留めた
その後も不安を抱えつつ、四回には二死二塁から先制を許したものの、五回、六回は三者凡退に抑えるなど、好調を維持した
フォーム改造と先輩コーチの影響
高選手の成長には、広陵高の先輩である野村3軍投手コーチとの密接な関わりがあった彼とのフォーム修正で、バッターに「速い球がくるぞ」と思わせない“ギャップ”を意識したピッチングスタイルを模索した
この改良は、彼のパフォーマンス向上に大きく寄与した
新井監督の高評価
高選手の好投に新井監督も興奮気味に「大したもんだと思います何より打者に向かっていく気持ちが出ていた」と絶賛
次回の登板についても期待を寄せている
観戦に訪れた両親に自らの成長を見せることができた高選手は、「ウイニングボールはプレゼントします」と嬉しそうに語り、これからのさらなる活躍を目指す姿勢を見せた
選手プロフィール
| 名前 | 高太一(たか・たいち) |
|---|---|
| 生年月日 | 2001年7月26日 |
| 年齢 | 24歳 |
| 出身地 | 愛媛県 |
| 身長 | 180cm |
| 体重 | 89kg |
| 投打 | 左投げ左打ち |
| 経歴 | 広陵、高校卒業後、大商大を経て、23年度ドラフト2位で広島入団 |
キーワード解説
- プロ初勝利とは? プロ野球選手が初めて公式戦で勝利を収めることを指します。これは特に若手選手にとって大きな節目であり、彼らのキャリアにとって重要な瞬間とされます。
- 直球とは? 野球選手が最も基本的に投げる球種で、投手が最も速く投げられるボールのことを指し、スピードと威力が重要です。
- フォームとは? ピッチングフォームは投手がボールを投げる際の体の使い方で、正しいフォームはスピードやコントロールにも影響を与えます。

