広島の辻大雅、プロ初登板で快投を披露
8月2日、マツダスタジアムで行われた対中日戦で、広島東洋カープの辻大雅投手(20歳)がプロ初登板を果たしました試合は広島が中日に0-6で完敗したものの、辻投手の登板は多くのファンの心をつかむものとなりました
登板の背景
辻選手は、7月28日に支配下選手に登録され、わずか数日での登板となった左腕投手ですプロ入り3年目を迎える彼は、この試合で自己最速の151キロをマークし、1回を無安打2奪三振無失点のパフォーマンスを見せました
これにより、将来への期待が一段と高まりました
投球内容と印象
8回表、6点ビハインドの場面で登板した辻投手は、緊張しながらも期待に応える投球を披露しました「特に一番自信のある球でいくつもよい結果に導くことができた」と述べ、初球に148キロの直球を投げ込むと、次の2球で三振を奪い、その後も続くバッターから連続して攻撃を封じました
試合終盤の活躍が多くの拍手を引き寄せました
成長と感謝
辻選手は、春先に出会った野村3軍投手コーチの指導によって自身の投球フォームを改善し、球速が10キロアップしたことを明かしましたまた、登場曲にはコーチが使用していた楽曲を選び、感謝の意を表しました
「この曲にすることに決めていました」と語る彼は、熱意を持ってチームに貢献する姿勢を示しました
今後への期待
試合後、新井監督は辻選手のパフォーマンスを高く評価し、1軍でのさらなる成長への期待を寄せました「良いスタートが切れて自分もうれしい
全てのことをいい勉強だと思ってやっていってほしい」との言葉の通り、今後の活躍が注目されます
辻大雅プロフィール
辻大雅(つじ・たいが) 2004年8月29日生まれ20歳
神奈川県出身
182センチ、84キロ
左投げ左打ち
二松学舎大付高校から22年度育成ドラフト3位で広島に入団
2025年シーズンは23試合で1勝1敗1セーブ、防御率3.80(8月1日現在)を記録しています
辻大雅選手のプロ初登板は、いかにチームが厳しい状況に置かれていても、個々の選手が希望の光を見せることができるかを示す良い例です。彼の成長ストーリーは、他の選手にも勇気を与えることでしょう。
キーワード解説
- 支配下登録とは?支配下登録は、プロ野球において育成選手が支配下選手になることを指し、試合に出場できる権利を得ることを意味します。
- 奪三振とは?奪三振は、投手がバッターを三振にすることを指し、投手の腕前を示す指標になります。
- 防御率とは?防御率は、投手が与えた失点に基づき、投手の成績を評価するための重要な指標で、数値が低いほど優秀です。

