育成選手から支配下選手として昇格した宮崎は、7点リードの9回に登板し、1イニングを無失点に抑えた
プロ初登板の立ち上がり
先頭打者のゴンザレスを追い込むも、センター前へのヒットを許したが、その後のフランコを二直に抑えると、米メジャーリーグで本塁打王の経験を持つボイトを遊ゴロ併殺に打ち取るなど、見事に3人で締めくくった宮崎は、試合後に「1軍の打者にどこまで通用するか不安だったが、全力で抑えられて良かった」と振り返った
育成から支配下への道のり
宮崎は、2023年に東京農業大学から育成8位でホークスに入団しかし、同年1月には左肘の内側側副靭帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けるという苦難の経験があった
それでも、今季はウエスタン・リーグで20試合に登板し、防御率1.11と素晴らしい成績を残し、支配下登録を果たすことに成功した
今後に向けての意気込み
自身の強みを直球にあると認識する宮崎は、「決め球の変化球も磨き、さらなる高みを目指したい」と今後の活躍に意気込んでいる歴史的な瞬間
プロ初登板で対戦した3人の打者が全て助っ人外国人であったことについては、「国際大会のプレミア12を思い出した」と冗談交じりに述べ、楽しい瞬間だったと笑顔で語った宮崎投手の初登板での無失点は、今後の活躍を予感させるものです。苦労を乗り越えた彼が、今後どのように成長するのか注目です。彼の言葉からは、自信に満ちた姿勢も伝わってきます。
キーワード解説
- トミー・ジョン手術とは?肘の靭帯を再建する手術であり、野球選手がよく受ける手術の一つです。
- 防御率とは?投手の成績を表す数字で、投球したイニング当たりの失点を示します。数字が低いほど良い成績です。

