しかし、この3連戦で特に際立ったのが、36歳のベテラン選手宮崎敏郎のパフォーマンスでした
彼は1日の初戦で5番バッターとして2安打2打点を叩き出し、勝利に貢献しました
また、2日目と3日目には4番として立ち、合計3本の本塁打を記録しました
特に目を引いたのは、3日の試合での彼の活躍です
この日、宮崎は2本のソロ本塁打と1つの犠牲フライで、チーム全体の3打点をマークしました
9回には1点を追う場面で1死無走者の状態から、巨人の投手ライデル・マルティネスのスライダーを捉え、左翼席に運び一度は同点に追いつきました
これにより、巨人ベンチは一時的に静まり返りました
宮崎は今シリーズで11打数7安打、8打点という驚異的な成績を収めています
この活躍の背景には、8月1日にチームのキャプテンで4番を務めていた牧秀悟のコンディション不良による登録抹消があり、DeNAにとっては「激震」の緊急事態とも言えますが、宮崎がその穴を埋める以上の奮闘を見せました
なお、彼は7月までの間に本塁打は5月20日の中日戦での3ラン1本のみでした
突如として見せたこのアーチショーに関して、元巨人捕手の村田真一氏は「すごい調子がいいですね」と感心し、さらに「この3連戦前まで(本塁打)1本だったのが信じられない」とその変化に驚きを隠せませんでした
SNSではファンから「宮崎敏郎という漢、天才すぎて怖くなってきたな」「4番になった瞬間に4番の役割に切り替えたりすることできるんか…」「神様仏様宮﨑様」といった、驚きと称賛の声が寄せられました
宮崎は2021年11月に国内FA権を行使せず、総額12億円+出来高の6年契約を締結しており、今年がその契約の4年目となります
12月には37歳を迎えるベテランに対して、一部ファンからは「この偉人と今すぐもう1回6年契約しろ!」との声も上がるほどの支持を受けています
現在、首位を走る阪神との差は大きいものの、2位以下は混戦を繰り広げるセ・リーグにおいて、秋の短期決戦へ向けて宮崎の打撃力は欠かせないものとなってきました
この3連戦での宮崎選手の活躍は、チームにとって非常に意味のあるものでした。特に、キャプテンの不在という困難な状況において、彼がその役割を果たし、期待以上の成果を挙げたことは、チームの士気を高める要因にもなったと考えられます。今後のシーズンにおいても、宮崎選手の活躍が期待されます。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合が同点の状況から、最終回に相手チームが勝利する点を取ることを指します。
- 本塁打とは?野球で、一度の打席で球を打ち、4つのベースを全て回ってホームプレートに戻ることを指します。
- 犠牲フライとは?打者が打ったボールが外野に飛び、ランナーが次の塁へ進む際に、打者がアウトになっても得点に繋がる打球のことです。

