坂倉将吾捕手が高校時代の思い出を振り返る
広島東洋カープの坂倉将吾捕手（27）が、デイリースポーツの読者に向けて自身の高校時代の経験を明かしたこの企画『野球は楽しく』の第2回目では、名門・日大三高で過ごした3年間を中心に、印象深いエピソードとともに自らの成長を語った
スカウトとの出会いと高校選択
坂倉は中学校での活躍をきっかけに多くの高校からスカウトを受け、中でも日大三高からは2年の秋頃から声をかけられた彼は「監督の小倉全由さんが直接声をかけてくれたことが決め手になった」と述べ、当時の日大三高の甲子園優勝のテレビ映像が今でも鮮明に思い出されると語った
ポジション変更と技術の磨き
捕手として入部した坂倉は、1学年上の小藤翼選手が素晴らしい捕手であったため、入部以来外野手としてのトレーニングを行った経験のないポジションであったが、「先輩から直接指導を受けることで多くの技術を学んだ」と当時の練習の苦労を振り返った
厳しい練習と仲間との思い出
日大三高の練習は、守備から始まり、打撃練習へと続く厳しいものであった特に自主練習では深夜まで続き、坂倉は「次の日の授業を考えると、今ではよくあんなことができたなと笑ってしまう」と振り返る
さらに冬合宿の厳しさについても触れ、「アラームに設定していた曲を聴くと、当時を思い出してつらくなる」と苦笑した
甲子園出場は逃したが
最後に、坂倉はプロ選手として周囲の選手たちと対戦した経験を語り、「特に横浜高校の藤平選手との対戦が衝撃だった」と述べた彼は「甲子園には出場できなかったが、周囲に恵まれ、学ぶことが多かった3年間だった」と自身の高校時代を振り返った
坂倉選手の高校時代の振り返りは、プロに進むための基盤を築く大切な時期についての洞察を提供しています。自身の苦労や努力、仲間たちとの出会いがどれだけ彼の成長に寄与したかを知ることができました。これからの彼の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説
- スカウトとは？：才能のある選手を見つけ出し、声をかける人々のことを指します。高校や大学でのスポーツを続けるために、プロや大学からのオファーに繋がる重要な存在です。
- 捕手とは？：野球のポジションの一つで、キャッチャーとも呼ばれます。投手から投げられるボールを受け取り、ゲームをリードする役割を担います。
- 自主練習とは？：自分のスキルを向上させるために、自ら計画を立てて行う練習のことを指します。指導者の指導を受けずに行われるため、自主性が求められます。
