DeNAタイラー・オースティンが復帰後初打席で同点本塁打を放つ
2025年8月5日、横浜スタジアムで行われたプロ野球の試合において、横浜DeNAベイスターズの内野手、タイラー・オースティン(33)が復帰後初打席で見事な同点本塁打を打ち、観客を沸かせましたオースティンは右膝蓋腱炎(しつがいけんえん)による長期離脱から戻り、試合開始早々に強烈なスイングを見せました
試合は、広島カープが1点をリードしていた2回裏、オースティンが広島の先発投手、床田のスライダーを捉え、バックスクリーン左へと飛び込む3号ソロ本塁打を放ちました
スタジアム内には大きなどよめきが広がり、味方からも「TAポーズ」と呼ばれる祝福のジェスチャーが送られ、大いに盛り上がりました
復帰後の初打席での一打に対して、オースティンは「久々の1軍の試合で良い当たりが出て、うれしいです
うまく風に乗ってくれました
まだまだチームに貢献したいと思います!」と意気込みを語りました
この試合を含む3連戦は、「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2025 Supported by横浜銀行」として特別に開催され、選手たちは藍色のユニフォームを身にまとい、イベントを盛り上げました
昨年も同様の企画が実施され、オースティンは昨年のシリーズでも印象的なホームランを打っていました
なお、オースティンは約2カ月ぶりに1軍に復帰し、三浦大輔監督(51)は「登録します
今できる範囲で、もちろんコンディション万全かというとそうじゃないですけど、できる範囲で
それでもオースティンの力が必要という判断で登録します」と発言しました
昨季の首位打者であるオースティンは、今シーズンは開幕直後に下半身のコンディション不良で出遅れたものの、5月5日に1軍復帰するも、打率2割1分1厘、2本塁打という成績にとどまっていました
その後、6月6日に右膝の違和感で登録抹消され、リハビリへと移行
7月29日のイースタン・リーグ西武戦で実戦復帰し、4試合で12打数5安打という素晴らしい打撃成績を残していました
現在、一塁には7月に加入した新戦力のビシエド、フォードが控えており、直近4試合では31得点を記録している打線の復調傾向の中、オースティンの復帰がさらなる攻撃力向上へとつながる期待がされています
タイラー・オースティン選手の復帰は、チームにとって大きなプラス材料です。膝の故障から復活し、初打席で本塁打を打ったことは、彼の精神的な強さを証明しています。今後の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説
- 右膝蓋腱炎とは?膝のパテラ(膝蓋骨)をつなぐ腱に炎症が起きることを指します。痛みや腫れを引き起こし、スポーツに影響を及ぼします。
- スライダーとは?野球で使われる変化球の一種で、直球とは異なり横に曲がりながら投球される球種です。
- スター☆ナイトとは?横浜DeNAベイスターズが特別に開催するイベントで、選手やファンの交流を深める役割を果たします。

