矢野選手は攻守の両面でレベルアップを図り、坂倉選手は捕手としての全試合出場を目標に掲げている
投手陣では、大瀬良大地、床田寛樹、森下暢仁の3本柱に次ぐ玉村昇悟(23)の成長も期待されている
攻守で活躍する矢野雅哉
矢野選手は昨季自己最多の137試合に出場し、打率.260、2本塁打、38打点を記録している遊撃手としてレギュラーを確保した彼は、「苦しい時もあったけど、楽しく自分らしい野球ができた」と振り返るものの、自己満足には至っていない
「今年スタメンで出ることが大事」と意気込み、さらなる成長を誓っている
打撃の課題克服
昨年の打撃成績の中で特に注目されるのが、8月22日の巨人戦での決勝打である同点の延長十回において、ケラーの154キロの速球を捉え、勝利をもたらした
彼は「速い真っすぐをはじき返すことができなかった中での成功が自信になった」と語っており、この経験が彼の打撃能力向上に寄与している
守備の巧みさ
矢野選手は守備でも菊池涼介選手とのコンビで、堅固な二遊間を形成自身初のゴールデングラブ賞を受賞するなど、その実力が認められている
「これを何年も積み重ねることで、本物の守備職人になれると思う」と向上心を持ち続けている
盗塁王への意欲
今季、矢野選手は盗塁王を目指すと意気込んでいる昨季はリーグ3位タイの13盗塁を記録した彼は、「リードの大きさが鍵」と語り、けん制の速い投手に対して一歩でも二歩でも大きく出ることが成功の秘訣と考えている
新井監督も彼の洞察力と勇気を高く評価しており、「狙えるかもしれない」と期待を寄せている
「ライバルも多いので、負けたくない思いで毎日一生懸命頑張りたい」と語る矢野選手
彼の貪欲な姿勢は今後の成長に大いに期待を寄せる
- プロフィール
- 矢野雅哉(やの・まさや)1998年12月16日生まれ、26歳
大阪府出身
171cm、71kg
右投げ左打ち
内野手
育英高校、亜細亜大学を経て、2020年度ドラフト6位で広島に入団
プロ初出場は2021年3月26日・中日戦
ブレークした昨季は137試合で打率.260、2本塁打、38打点、13盗塁を記録
キーワード解説
- ゴールデングラブ賞とは? プロ野球における守備力の高い選手に贈られる賞で、その年の傑出した守備を評価されます。