試合は同点の延長10回1死満塁という緊迫した場面に突入し、阪神の大山悠輔選手が押し出しの死球を受けて決勝点を挙げた
これにより、阪神は貯金を今季最多の24に増やした
また、この試合での勝利により、2位の巨人も勝利を収めたため、阪神のマジックナンバーは一つ減り、現在のマジックは32となった
阪神の先発投手・村上頌樹選手は、6回を投げて6安打2失点という内容でマウンドを降りた
試合のスタート時、村上選手は中堅手・近本選手のミスにより先制点を奪われた
この飛球は、先頭打者・ボスラーの中前に落ちたもので、近本選手が捕球できずに二塁打となった
更に、次の打者・チェイビスの二ゴロにより1死三塁になり、ドラフト4位ルーキーの石伊選手に左中間へ二塁打を浴びて得点を許してしまった
さらに、同点に追いつくまでには、阪神打線の粘り強さが見られた
特に、8回には2死三塁で佐藤輝明選手が左前に適時打を放ち同点に追いついた
これにより試合は延長戦に突入し、阪神が逆転劇を演じた形となった
阪神のリリーフ陣では、石井選手が10回に登板し、36試合連続無失点を達成した
これは、2リーグ制以降の日本野球機構(NPB)で歴代3位の篠原貴行選手(元DeNA)にあと1試合という記録に迫っている
阪神が延長戦で中日に逆転勝利を収めたことは、チームにとって大きな意味を持つ。特に打線の厚みとリリーフ陣の安定感が際立った試合であり、今後の展開が非常に楽しみである。特に大山選手の押し出し死球は、チームに必要な勝利をもたらした点で重要だ。これにより、阪神はマジックナンバーを縮め、優勝へ向けた確実な歩みを続けることができるだろう。
キーワード解説
- 押し出し死球とは?相手ピッチャーがバッターにボールを投げ当ててしまい、塁上の走者が進塁することで得点が入るプレイ。
- 貯金とは?勝ち試合数から負け試合数を引いた数。チームの勝ち越しを表す数字で、プラスの数字であれば、良い成績を示す。
- マジックナンバーとは?優勝やプレイオフ進出が決まるまでに勝利が必要な試合数を表した数字。
- リリーフとは?先発投手の後にマウンドに上がる投手のこと。試合途中から登板し、ゲームを締める役割を果たす。

