新人として臨んだ2019年以来、登板数がゼロという結果に終わった板東選手
キャンプ開始時には、「感覚は良いのに、どうしてもスピードが出ない」というもどかしさを抱えていました
彼の最速154キロの直球が、シーズン中には急減し、140キロ前後に
シーズンを見据えたキャンプ地・宮崎で、彼は自身の特大バナーを見つめながら、苦悶を抱いていました
体調不良との戦い
そしてシーズン中には、背中の痛みや肺炎といった災難が続きましたこれらの困難に対処するため、板東選手は新たなトレーニング法を取り入れる必要があると感じました
彼が試行錯誤を重ねた結果たどり着いたのは、神経にアプローチするトレーニングです
これは身体の神経系を活性化させることで、運動能力を引き出すことを目的とした方法です
新たなトレーニング法
板東選手は、シーズン終了後にトレーニングを一からやり直すと決意しました「神経の伝達回路を変える」と自らのトレーニングを説明する彼は、通常の負荷の高いウェートトレーニングを止め、ウォーキングを主なトレーニングとして取り入れています
練習前後に30分ずつ歩き、胸を引っ張る感覚を意識することが新しいアプローチの一環です
パーソナルトレーニングの指導
大阪市でパーソナルトレーニングジムを主宰する寺沢佑太氏の指導のもと、彼は新たなトレーニングに挑戦しています過去に参加していた長崎の自主トレ「和田塾」を卒業したものの、投球を見てもらった恩師からのアドバイスが彼の心に光をもたらしました
未来への期待
オフシーズンには、上沢、上茶谷、浜口の3投手が新たに加入し、競争が激化する中で「過去の努力が今に繋がれば」と板東選手は強調しますこの新たな取り組みが、選手生命にとって重要な復活への糧になると信じています
板東湧梧プロフィール:1995年12月27日生まれ、29歳
徳島県出身
鳴門高では甲子園出場経験があり、JR東日本を経て、2018年ドラフト4位でソフトバンクに入団
通算成績は114試合で10勝11敗1セーブ、防御率2.91
板東選手の新たなトレーニング法に対する取り組みは、プロスポーツ選手としての過酷な環境を感じさせます。体調不良や登板なしという厳しい状況でも、彼が自らを見つめ直し、前向きに進む姿は、多くのファンに希望を与えることでしょう。
キーワード解説
- フォームとは?運動やスポーツにおける正しい身体の使い方や姿勢を示します。選手は効果的な動きをするために、自分の体のフォームを意識し続ける必要があります。