昨シーズンは、プロ9年目にして開幕から勝ちパターンに起用されたが、左膝の痛みにより4月中旬に登録を抹消される
6月に1軍に復帰するも、本来の投球にはほど遠く、8月1日の登板以降は1軍から遠ざかった
昨季は15試合に登板し、成績は0勝2敗、防御率8.76と苦闘した
中川選手は、「ほぼ2軍にいた
自分がいない時に優勝することはとても悔しい」と振り返り、歓喜の瞬間を味わえなかったことが、復活への意欲を強める要因となった
昨年の12月にはジャイアンツ球場で自主トレを行い、下半身の柔軟性を高めるトレーニングに励んだ
「機能的にしっかりと自分の体を使いこなせるようにしたい
柔軟性はもちろん大事で、けがを何度もしているので硬くなったところも感じる
地面に着いているのは足であり、そこからパワーをもらって投げることも重要だ」と明かした
年齢を重ねる中で、体の変化に対応しながら年間を通して戦える体つくりを目指している中川選手
その一方で、今季は中日から新たにライデル・マルティネス選手が加入
阿部監督は、昨季守護神を務めた大勢選手を8回、マルティネス選手を9回に起用する構想を明らかにした
勝利の方程式に入るためのハードルは昨季以上に高くなると予想されるが、中川選手は「勝ちに貢献するようなポジションでやりたい
厳しさや楽しさは分かっている
良い投手がたくさんいるので、もう一度そこについていけるように頑張りたい」と意気込みを語った
中川皓太選手のプロフィール
生年月日 | 1994年2月24日 |
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出身地 | 大阪・富田林市 |
身長・体重 | 183センチ・86キロ |
投打 | 左投左打 |
経歴 | 山陽高(広島)・東海大・2015年ドラフト7位で巨人入団 |
プロ初勝利 | 2018年8月19日の中日戦(東京ドーム) |
キーワード解説
- プロ9年目とは?プロ野球選手は通常、若い頃からキャリアをスタートし、長いキャリアの中で技術や経験を積んでいきます。9年目は選手としての成熟期を迎えるタイミングです。