特に、巨人のブルペン陣は昨季にリーグトップとなる救援防御率2.27を記録し、その整備が大きなポイントとなりました
さらに、長年中日で活躍したライデル・マルティネスの加入により、リリーフ陣はリーグNo.1との評価を得ています
8回以降を任される大勢選手とマルティネス選手の二枚看板があれば、試合の終盤を安心して任せることができます
一方で、海を渡った菅野智之選手の穴を埋めるには、戸郷翔征選手や山﨑伊織選手、井上温大選手の若手が成長する必要があります
おそらく、野手陣では昨季3Aでトリプルスリーを達成した新外国人トレイ・キャベッジ選手が活躍することが期待されています
ベテランの甲斐拓也選手や田中将大選手と共にどのようにチームバランスを保つのかが鍵となるでしょう
広島の追撃
対する広島は、2023年に新井貴浩監督のもとで2位と躍進したものの、昨季は4位に沈みましたシーズン開始前の期待を裏切られる形となりましたが、今季は再び首位を狙う姿勢で臨むようです
先発投手陣は、九里亜蓮選手の離脱があるものの、床田寛樹選手、大瀬良大地選手、森下暢仁選手の三本柱は依然として強力です
また、野手陣には若手の矢野雅哉選手が台頭し、内野は安定感のある菊池涼介選手、小園海斗選手が支えています
一方、新外国人選手の活躍や長打力不足が課題となるだけに、さらなる底上げが求められています
2025年のセ・リーグペナントレースにおいて、巨人と広島が有力な優勝候補とされています。特に巨人は新監督の指導の下でブルペン陣が強化されたことが大きな強みです。広島は昨季の悔しさを胸に、このシーズンに挑む姿勢が見られています。
キーワード解説
- 阿部慎之助とは?元プロ野球選手であり、現在は巨人の監督としてチームを指導している。
- ブルペンとは?試合中、主に投手の交代に備えて待機している投手陣のこと。
- 救援防御率とは?リリーフ投手が登板した際の防御率を示す指標で、低いほど防御力が高いとされる。
- トリプルスリーとは?1シーズンにおいて、打率3割、30本塁打、30盗塁を達成することを意味する。