阪神・近本、通算300度目のマルチ安打達成もチームは惜敗

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◇セ・リーグ 阪神1―3ヤクルト(2025年8月8日 京セラD) この試合、阪神の近本光司選手が通算300度目のマルチ安打を達成

しかし、チームはヤクルトに3-1で敗れ、2点劣勢の中、延長12回に打席が回ってきた

近本はフルカウントから星の外角直球を三遊間へ運び、一塁へ全力疾走したがアウトに終わった

球場内にはため息が漏れた

打撃成績とマルチ安打の意義

この日は、近本は2安打を記録し、重要な節目に到達

通算300回のマルチ安打は、彼の安打製造機としての地位を示すもので、シーズン前に掲げた成績向上を体現している

6回には高梨から左前打を、8回には小沢から右前打を放ちながらも、得点にはつながらなかった

四球も選べるリードオフマン

近本は打撃だけでなく、戦術的な選択にも優れている

この日の延長11回、無死一塁の場面では、矢崎のフォークを見極めて四球を選ぶなど、頼れるリードオフマンとしての役割を果たした

マルチ安打の記録と意義

近本は906試合目で300度目のマルチ安打を達成

これは約3.02試合ごとに1度という高いペースであり、過去の名選手に匹敵する数字である

特に、川上哲治の2.95試合ごとのペースと肩を並べる

そのため、彼の打撃力はリーグ内でも際立っており、現在打率は.290でリーグ2位を維持している

勝利への執念
試合後、近本は個人の記録には興味を示さず、球場を後にした

彼が追い求めているのは、チームの勝利につながる一打である

虎の安打製造機として、さらなる活躍が期待される

近本選手が通算300回目のマルチ安打を達成したことは素晴らしい成果ですが、それ以上にチームとして勝利が必要であることが鮮明になった試合でした。個人記録を超えた、チームのためのプレーが求められています。
キーワード解説

  • マルチ安打とは?:同じ試合で2回以上安打を打つことを指し、選手の打撃力を示す重要な記録です。
  • リードオフマンとは?:先頭打者の役割を果たす選手で、出塁率の高い選手がこれに当たります。攻撃の流れをつくる重要な役割を持っています。

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