阪神・石井大智、セ・リーグタイ記録達成 恩師・吉田豊彦氏の熱い思い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2025年8月9日、京セラドームで行われた阪神とヤクルトの18回戦において、阪神の石井大智投手(28)がセ・リーグタイ記録となる38試合連続無失点を達成しました

この快挙に対し、石井の四国アイランドリーグ高知時代の恩師、吉田豊彦氏(58)が喜びのコメントを寄せました

吉田氏は現在、楽天の副寮長を務めており、石井の成長を陰ながら見守ってきました

彼は自宅からインターネットで試合を観戦し、リアルタイムで教え子の活躍を楽しんだことでしょう

初めて石井に出会った時、彼の身長は小さく、球速も140キロ前後と平凡でした

吉田氏は「ここまで成長するとは思わなかった」とその驚きを隠せませんでした

石井は高知時代に吉田氏から3年間にわたって指導を受け、彼の投手コーチとしての手腕が生かされました

特にシンカーという変化球の習得に加え、野球への熱意から成り立つ取り組みが評価されていました

「彼は他の選手とは全く異なる真剣さを持っていた」と吉田氏は振り返ります

石井の転機となったのは、NPBの選手たちと一緒に実施されるフェニックス・リーグへの参加でした

「彼は悔しい思いをしたことで、意識を変えた」と吉田氏は語ります

その結果、彼はウエートトレーニングを考え直し、トレーナーと相談することで、短期間で驚くべき成長を遂げました

このような努力が、球速を10キロもアップさせる要因となったのです

石井の活躍により、今やNPBのスカウトたちが高知を訪れるようになり、2020年のドラフトでは阪神から指名を受けることに成功しました

吉田氏は、「彼は目標をクリアした後も次の目標を設定し、努力を重ねるタイプです」と信頼を寄せています

石井は入団5年目にして初めてオールスターゲームに出場した際、吉田氏に「おめでとう」とのメッセージを送ったことも話題になりました

吉田氏は、かつての教え子が自らの目標を達成していく姿を心から喜んでいます

「二人とも高知で過ごした仲間

運命的な縁があったように感じます」とコメントし、石井の今後の活躍にも期待を寄せました

石井大智投手の連続無失点記録は、彼の成長と努力の証であり、恩師である吉田豊彦氏の指導が大きな影響を与えたことが明らかです。吉田氏の言葉からは、石井の真摯な取り組みと意欲的な姿勢が読み取れ、今後のさらなる成長が楽しみです。
キーワード解説

  • セ・リーグとは?:セ・リーグは、プロ野球におけるセントラルリーグの略称で、6つのチームで構成され、日本のプロ野球の一部を形成しています。
  • 連続無失点とは?:連続無失点は、ピッチャーが連続して試合で失点を許さない状態を指し、特にそのスパンが長いと記録として注目されます。
  • フェニックス・リーグとは?:フェニックス・リーグは、冬季に実施されるプロ野球のオフシーズンイベントで、主に若手選手や独立リーグの選手が参加し、実践の場となっています。
  • ウエートトレーニングとは?:ウエートトレーニングは、筋力を向上させる目的で行うトレーニングで、ダンベルやバーベルを使うことが一般的です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。