これにより、彼はプロ入りから5年連続での規定打席到達を果たし、新たな記録を樹立した
この打席で佐藤選手は右翼線に二塁打を放ち、約4か月ぶりに今季2度目の4安打の活躍を見せた
また、彼はサイクル安打達成まで残り三塁打のみとなっていたが、惜しくもその記録は達成できなかった
阪神タイガースでは、すでに近本光司外野手(30)、森下翔太外野手(24)、中野拓夢内野手(29)が規定打席に到達しており、佐藤選手は4人目とあたる
さらに、大山悠輔内野手(30)も規定打席到達まであと11打席となっており、チームとしての打率向上に寄与している
1962年以降、スピードが求められる現代のプロ野球において、新人年から5年以上連続で規定打席を達成した選手はこれで6人目
これまでの記録では、吉田義男選手が13年間、藤井栄治選手が8年間、久慈照嘉選手が6年間など、名選手たちの名が並ぶ中で、佐藤選手と中野選手が2020年ドラフト同期としてその記録を延ばし続けている
なお、プロ野球界では1960年代以前には「規定打数」という基準があり、この当時の最長記録は4年だった
佐藤選手たちが達成した5年連続は、この基準よりも大きな意義を持つ
阪神タイガースの佐藤輝明選手が5年連続で規定打席に到達したことは、チームにとっても喜ばしいことであり、今後の彼の成長がますます期待されます。同じチームの若い選手たちが同じく規定打席へ達成していることで、阪神の将来に明るい兆しが見えます。プロスポーツではコンスタントな出場が難しい中で、この記録は特に評価されています。
キーワード解説
- 規定打席とは? 規定打席は、選手が一定の試合数に出場することによってそのシーズンにおける打撃成績を評価される基準を指します。プロ野球では443打席がその基準とされ、これに到達することは、選手の出場機会や打撃安定性を示す指標です。
- サイクル安打とは? サイクル安打は1試合で単打、二塁打、三塁打、本塁打のそれぞれを1本ずつ打つことをいいます。非常に難易度が高く、達成するのは稀なため、実績として選手の名を際立たせます。

