東大阪大柏原、14年ぶりの甲子園出場=初戦は尽誠学園との対戦

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東大阪大柏原、高校野球甲子園出場に向けて全力準備

第107回全国高校野球選手権大会に大阪代表として14年ぶり2度目の出場を果たした東大阪大柏原が、初戦の12日に香川代表の尽誠学園と対戦する

監督の土井健大氏は36歳で、プロ野球でもオリックスと巨人での経験がある

その指揮のもと、チームは大阪大会決勝で春夏通算9度の全国制覇を誇る大阪桐蔭を延長タイブレークの末に下し、甲子園出場の切符を手に入れた

絶対王者を撃破した自信

東大阪大柏原は、雨天順延により初戦が12日に変更となったが、土井監督は「甲子園に向け、いい調整ができました

このチームは前向きで素直

守備も安定し、エラーの心配はありません」と語る

大阪大会の準々決勝以降はすべて1点差ゲームを制し、日本一の常連、大阪桐蔭との決勝でも11安打・6得点を叩き出し、6-5で勝利を収めた

この成果は、選手たちの粘り強さが生んだものである

選手たちの活躍

チームには足の速い選手が多く、特に山下冬馬外野手は打率4割超えで9盗塁を記録し、藤原颯太遊撃手も5割を超える活躍を見せている

主将の竹本歩夢捕手は「粘り強さ」をアピールし、全選手がバットを短く持って打席に立つスタイルで、相手投手に食らいついていく

投手陣と戦略
投手陣は多彩な選手が揃い、川崎龍輝、古川恵太ら6人が投げる

初戦では川崎が先発予定である

土井監督は「四死球が多い」と懸念するが、相手打者との兼ね合いで継投を考えるとした

また、相手チームの尽誠学園についても研究を重ねており、4番打者である投手の広瀬賢汰選手がキーになると考えている

土井監督は、自身の母校である履正社の影響を受けつつ、甲子園での悲願達成に向けて、過去の経験を活かした指導を行っている

彼は高校時代から大阪桐蔭とのライバル関係を意識し続けており、この経験が選手たちにも良い影響を与えると信じている

東大阪大柏原が甲子園の舞台へ戻ってくるのは、彼らの努力と勝利の積み重ねの証である。特に大阪桐蔭を撃破したことで、自信を持った選手たちがどのように戦うのか注目される。また、土井監督の経験がチームに良い影響を与え、若い選手たちの成長へとつながることが期待される。
キーワード解説

  • 甲子園とは?:日本における高校野球の全国大会で、毎年夏に開催される。多くの高校球児にとって憧れの舞台であり、ここでの活躍がその後の進路にも大きく影響する。
  • ジャイアントキリングとは?:強豪チームが予想外に弱いチームに敗れることを指す。特にスポーツにおいては、低評価のチームが高評価のチームを打ち破ることで興奮を生む。
  • 四死球とは?:野球において、投手が投げた球がストライクゾーンに入らず、バッターが「塁に出る」ことを指す。四球(フォアボール)と死球(デッドボール)が含まれる。

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