今年は2024年12月19日に全日程を終え、過去最多の143選手が参加した
参加選手は、日本国内のプロ野球育成選手をはじめ、台湾や中国の若手選手、海外からの選手など多様な顔ぶれで構成されている
特に、2025年3月に開催予定のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）予選に向けて、日本と韓国の選手たちの強化が期待されている
朴治国選手の異彩を放つ存在感
その中でも注目を浴びたのが、韓国プロ野球（KBO）の朴治国（パク・チグク）選手彼は2017年の2次ドラフトで斗山ベアーズに入団し、17歳でプロデビューを果たす
これまでのシーズンにおいて、60試合以上の登板を4回記録している26歳の実力派右腕だ
通訳なしでの挑戦
朴選手は、年俸1300万ウォン（約1400万円）という高額な待遇を受ける選手として、JWLのマウンドでも存在感を示した彼の投球スタイルはサイドハンドから140キロ台後半の強い球を投げるものであり、相手打者を圧倒する力強さに定評がある
さらに、彼の特異な点は、通訳なしで単身来日したことである
朴選手は英語を少し理解するが流暢ではないため、翻訳アプリを利用して周りとのコミュニケーションを図っていた
これは現代のAI技術の進化を示す一例であり、翻訳アプリの精度向上が彼の挑戦を支えたと言える
言葉の壁を越えて
取材時、朴選手にインタビューを試みたところ、英語での依頼に対しては少々困惑した様子だったしかし、日本人選手のサポートでなんとかインタビューが実現した
この一連の出来事は、国際的なスポーツ交流の中で選手同士のコミュニケーションがどれほど重要かを示している
沖縄で開催されたジャパンウインターリーグには、韓国の朴治国選手という特異な選手が参加しており、言葉の壁を越えて奮闘している姿が印象的でした。彼の技術力だけでなく、国際交流の重要性を再認識させられました。
キーワード解説
- ジャパンウインターリーグ（JWL）とは？：日本国内の選手と海外選手が交流し、技術を高め合うための冬季リーグのこと。
- KBO（韓国プロ野球）とは？：韓国におけるプロ野球リーグで、日本のプロ野球と同様に人気が高い。
- サイドハンドとは？：投手の投球スタイルの一つで、通常のオーバーハンド（腕を真上に振り上げる）とは異なり、横から投げることでボールの軌道に変化をもたらす。