今回は大きく2つのポイントが注目されました
1つは、田中選手がリリーフから先発ローテーションに戻れるレベルの投球ができるかどうか、そしてもう1つは、中5日の登板間隔でどれほどの投球を見せることができるのかという点です
結論から言えば、両方とも合格点を与えられるパフォーマンスでした
試合には敗れましたが、田中選手の投球はチームメイトからもローテーションの一員と認められるレベルに達していました
特に、当初は外角を狙ったボールが内角に入るなどの投げ損じが多かった田中選手ですが、最近はその球の精度が目に見えて改善されています
彼は巧みに内外角を使い分ける技術を身につけており、初回には細川選手を相手にまずスプリットで空振りを取り、次に3球続けて直球で内角を攻めました
外角への変化球を交え、最後にはツーシームで内角低めに決めて見逃し三振を奪うなど、非常に効率的な投球を見せました
もちろん、走者を背負った状況では慎重に投球せざるを得ない場面もあり低めに外れる球もありましたが、全体としては非常に安定したパフォーマンスを保っていました
中5日での登板でしたが、球威は5回に入っても落ちることがありませんでした
今後は谷間の先発ではなく、宮内のローテーションに組み込まれて勝ち負けを背負う投球が期待されます
この調子が続けば、さらなる200勝も現実的な目標になるでしょう
田中将大選手の安定した投球は評価されるべきです。特に彼の球の精度が向上し、内外角を効果的に使い分けられるようになった点は、相手打者にとって脅威です。今後の試合で彼がローテーションの一員としてどのように勝利を重ねていくのか、注目したいところです。
キーワード解説
- ローテーションとは?:ローテーションはプロ野球において、先発投手が登板する順番を決めたスケジュールのことを指します。チームによって異なるが、通常、5人の先発投手が交互に登板することが多いです。
- 投球精度とは?:投球精度は、投手が狙った場所にボールを投げる能力のことを意味します。高い精度は、打者に対して効果的に攻めるために重要です。
- スプリットとは?:スプリットはボールの一種で、投手が投げる際にボールを持つ手の指を開いてボールを弾くように投げる投球技術です。落ちる軌道で打者の緩慢さを狙うことが特徴です。

