津田学園、異例の甲子園練習を実施 – 不戦勝を前に心を整える

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2025年8月14日、全国高校野球選手権の2回戦において、津田学園(三重)が不戦勝ながらも異例の「甲子園練習」を行いました

この練習は、広陵(広島)との対戦が過去の暴行事案により出場辞退になったことを受けて実施されたもので、次の3回戦までの期間に試合のリズムを維持することを目的としています

甲子園練習の内容

津田学園のナインは、試合と同じ時間帯に約1時間の練習を行いました

練習ではシートノックや実戦形式の打撃練習を行い、実戦感覚を失わないように努めました

また、練習後には全員が横一列に並び、校歌を熱唱

この行為は、気持ちをリセットし、次の試合への士気を高めるためのものです

監督のコメント

佐川竜朗監督は、「不戦勝という形にはなるんですけど、我々にとっては2回戦が壁だったので、校歌を歌ってリセットした」と述べ、チームの士気を保つために重要な時間であったと強調しました

選手の意気込み

初戦で完投勝利を収めた桑山晄太朗投手(3年)は、「間隔が空いて体力回復の時間が取れた」とコメントし、次戦に向けた期待を示しました

先日の春と夏の大会で連続優勝を果たした横浜高校との対戦に向けて、「打線も投手も隙がない

食らいついていき、しっかり勝ってまた校歌を歌いたい」と意気込んでいます

今回の津田学園の甲子園練習は、試合が中止となったにもかかわらずチームのモチベーションを保つために行われた重要なものであり、今後の試合に向けた良い準備となったことでしょう。選手たちの前向きな姿勢は、チームの団結力を強める要因といえます。
キーワード解説

  • 不戦勝とは?試合が行われる前に、一方のチームが出場を辞退することにより勝利が発生することを指します。
  • シートノックとは?守備の基本的な練習方法の一つで、野手がポジションごとにボールを受けたり投げたりすることで、守備力を高めるために行います。

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