これにより、NPB(日本野球機構)における歴代8位を保持する金本知憲(阪神)の678度のマルチ安打に「あと4」と迫りました
坂本選手はこの試合で2試合連続ベンチスタートでしたが、試合は0-4で劣勢となっていた6回、2死一、三塁の場面で代打として登場しました
相手投手は阪神の左腕・伊藤将で、フルカウントからの6球目に内角カットボールを見事に捉え、打球は左翼スタンドの上段に飛び込みました
これは坂本選手にとって7月11日のDeNA戦以来35日ぶりとなる3号3ランであり、通算300本塁打まで「あと2」となりました
坂本選手はその後、三塁の守備に入ります
さらに、8回には5-5で迎えた第2打席で相手の4番手右腕・湯浅から左前打を放ち、7月3日の阪神戦以来43日ぶりのマルチ安打を達成しました
この2安打により、坂本選手の通算安打数は2445本となり、現役最多およびNPB単独11位記録を更新しました
また、通算2452安打の土井正博(西武)に「あと7」、2471安打の長嶋茂雄(巨人)には「あと26」と迫っています
NPB歴代通算マルチ安打ランキング
| 順位 | 選手名 | マルチ安打数 |
|---|---|---|
| 1位 | 張本勲(ロッテ) | 855 |
| 2位 | 野村克也(西武) | 759 |
| 3位 | 王貞治(巨人) | 736 |
| 4位 | 福本豊(阪急) | 712 |
| 5位 | 門田博光(ダイエー) | 702 |
| 6位 | 長嶋茂雄(巨人) | 694 |
| 7位 | 衣笠祥雄(広島) | 690 |
| 8位 | 金本知憲(阪神) | 678 |
| 9位 | 坂本勇人(巨人) | 673 |
| 10位 | 川上哲治(巨人) | 671 |
キーワード解説
- マルチ安打とは?:一試合で2本以上の安打を記録することを指します。プロ野球においては選手の打撃力を示す重要な指標です。
- 通算安打数とは?:選手がこれまでに打った安打の総数を指します。長期間にわたりプレーする選手の実力の証となります。
- 安打とは?:野球で打者がボールを打って、出塁することを言います。安打の数が多いほどその選手の打撃力が高いと評価されます。

