8月13日の東京ヤクルトスワローズ戦（神宮）で、筒香嘉智選手が6回に7号3ランを含む計4本の本塁打を浴びせ、チームは11得点を奪って連敗を4で止めたものの、今季は借金が5に達している（8月13日時点）
4位の中日ドラゴンズ、5位の広島東洋カープに2ゲーム差と迫られており、クライマックスシリーズ（CS）進出も楽観視できない状況だ
あるスポーツ紙のデスクは、「昨年はCS、日本シリーズと短期決戦を勝ち抜き、日本一となったが、レギュラーシーズンは3位だった
今年は投打ともに充実した布陣が整っており、優勝候補としての声も少なくなかったが、攻守において詰めが甘い課題が改善されていない」と指摘する
細かいプレーの重要性
今季のDeNAにおいて、勝利の女神は細部にこだわらないと微笑んでくれない特に、12日のヤクルト戦では、試合の流れを失った守備ミスが目立った
2回、無死一、二塁から長岡秀樹選手の中飛に対し、一塁走者の北村恵吾選手がタッチアップ
この場面で二塁手の林琢真選手がベースカバーに入らなかったため、進塁を許してしまった
これにより、ピンチが広がり、結果として村上宗隆選手の得点につながった
また、打線も好機がありながら効果的に得点を奪えず、同点で迎えた9回無死一、二塁の場面でも策を講じずに勝ち越せなかった
結果的に、中川虎大選手が村上選手に初球を打たれ、サヨナラ弾を浴びて敗れた
チーム戦略の見直しが急務
DeNAの目指す野球の方向性が曖昧になっている強打者は揃っているものの、連打を狙った攻撃は難しく、試合の主導権を握るためには小技やヒットエンドランを駆使する必要がある
また、エース級の投手が登板する際には、試合を優位に進めるために得点を先に奪うことが求められる
しかし、好機を作りながら得点に結びつけられないケースが多発している
特に、リーグ最少の犠打数（50）は不安を抱かせる要因だ
若手選手の成長が待たれる
主力選手の高齢化と若手選手の伸び悩みが、チームの停滞を招いているドラフトで1位指名された森敬斗選手や小園健太選手、度会隆輝選手などが1軍に定着できていない現状がある
今年のドラフトで獲得した選手たちも期待外れとなり、チーム力の向上に繋がっていないとの声も上がっている
DeNAベイスターズの現状は、昨年の栄光とは対照的に厳しいものであり、攻守における細部への注意が欠けているようです。優勝候補とされたシーズンにおいて、多くの課題が浮き彫りになっており、改善が求められています。特に、選手の若返りと戦術の見直しが急務だと感じました。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは？：プロ野球のポストシーズンにあたる戦いで、各リーグの上位チームが出場し、優勝チームを決定するトーナメント形式のシリーズです。
- 犠打とは？：アウトになっても走者を進塁させるために意図的に打つバントのことです。チーム戦略上重要な役割を果たすことがあります。
- エースとは？：チーム内で最も優れた投手を指す言葉で、特に試合の勝利に大きく貢献する投手を指します。
