彼は90球を投げ、7回を投げ切りながら2安打無失点、6奪三振を記録し、中日打線に三塁も踏ませない圧倒的なピッチングを見せた
この勝利は、DeNAのドラフト1位投手としては06年の山口俊以来、19年ぶりのプロ初登板初先発初勝利となった
【写真】大きくガッツポーズをする竹田
試合の詳細
試合はDeNAが先制点を挙げる形で始まった1回表、竹田は中日打線に対し148キロの直球を投じ、初球を左飛に仕留めた
続く打者には150キロを記録するなど、高い出力を示し、自己最速を更新するシーンも見られた
2死で上林に中前打を許したが、冷静に細川を遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた
彼の制球力は特に光った
140キロ台後半の直球と共にカーブ、スライダー、フォークを操り、打者を翻弄した
7回先頭の上林に右前打を許したが、続く細川、ボスラー、チェイビスを打ち取って失点を防いだ
前日の急な登板
竹田が登板予定だった選手が「腰の違和感」で出場登録を抹消され、急遽その役割を引き受けた「びっくりしましたが、練習を重ねてきたのでワクワクしています」と心境を語った竹田は、その期待に応え、見事なパフォーマンスを披露した
打線の援護
打線もルーキー右腕を全力で支えた1回には先輩である佐野が適時二塁打で先制
続く2回には捕手の山本が2試合連続となる2号ソロを放ち、5回には蝦名が適時打、7回に林が2号2ランを打つなど、打線も躍動した
選手たちの心意気
選手たちは竹田の奮闘を支える思いをコメントに寄せ、「次の打席も打って竹田を援護したい」と佐野が語るなど、チームワークを感じさせる発言が多く聞かれた竹田選手の初登板初勝利は、彼のキャリアにとって大きな意味を持ちます。第1回戦からの圧倒的なピッチングは、今後の期待を高める結果となりました。また、チーム全体の結束力も感じられ、選手たちのコメントはまさにその証左です。
キーワード解説
- プロ初登板とは？：プロ初登板とは、選手がプロの試合に初めて出場することを指します。特に若手選手にとっては重要な一歩です。
- 先発投手とは？：試合の最初からマウンドに立つ投手のことで、一般的にゲームの流れを決定ずける重要な役割を持っています。
- 奪三振とは？：ピッチャーが打者を三振に打ち取ることを指し、投手の能力を示す重要な指標の一つです。
