セ・リーグ2位の巨人は長嶋さんの死去を悼み、全選手が背番号「3」のユニホームを着用
阿部慎之助監督(46)は、試合後「長嶋さんに怒られているのではないか」と反省の言葉を口にした
試合前の追悼セレモニー
試合前には、両チームの選手や約4万2000人の観客が長嶋さんの追悼のために黙とうを捧げ、特別映像が大型ビジョンに映し出されたまた、長嶋さんの「わが巨人軍は永久に不滅です」という引退スピーチが流れると、観客の中には感動の声を上げる者もいた
岡本和真の復帰
長期の負傷から復帰した岡本和真内野手(28)は、102日ぶりに「4番・三塁」として先発出場5月に負傷した左肘靱帯が回復し、この試合に臨んだ
2打数無安打1四球と成績は振るわなかったが、守備では軽快なプレーを見せ、阿部監督もその復帰を喜んだ
試合の流れ
試合は、先発投手の井上が近本に四球を与え、続けて森下に2ラン本塁打を打たれるなど、序盤から試合の流れをつかめずにいた打線も阪神の村上に封じられ、9回にはわずか2安打、計9三振を喫するなど、攻撃が機能しなかった
今後の展望
この試合で巨人は阪神とのゲーム差を12に広げられ、勝率も5割に後退したしかし、岡本が復帰したことはチームにとって明るいニュースとなり、次戦に向けて期待できる材料となった
岡本自身も「特別な試合で復帰できましたが、勝てなかったのが残念
次はしっかり頑張ります」と意気込んだ
試合後、選手とOBたちは三塁ベース付近で「3」を形作り、長嶋さんの言葉を胸にネバーギブアップ精神で戦い続ける決意を示した
この試合は、巨人と阪神の伝統の一戦であり、長嶋茂雄さんへの追悼がテーマでした。勝利を収めることはできなかったが、岡本選手の復帰があったことはチームにとっての明るい材料です。次の試合では、ぜひとも期待される活躍を見せてほしいです。
キーワード解説
- 追悼試合とは?特定の人物や団体を追悼するために行われる試合やイベントで、この試合では長嶋茂雄さんを追悼するために開催された。
- 靱帯とは?関節を支えたり、動かしたりするための繊維の束で、けがをするとその部位が痛んだり、動かしにくくなったりする。
- ユニフォームとは?スポーツチームが選手に着せる特定の服装で、チームの象徴や特定の選手を示すために着用されることが多い。

