約2週間のブランクを経ての復帰だが、試合は開始早々から赤星の好投ぶりが際立っていた
3回までにわずか2安打無失点という内容で、チームに安心感を与えた
しかし、チームの打線は阪神の先発・才木浩人投手から毎回ヒットを放つも、あと一本が出ず得点を挙げることができなかった
初回の赤星は、2死から森下翔太外野手に左前へヒットを許したが、続く佐藤輝明内野手を見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜けた
さらに、2回にはキャベッジ外野手の素晴らしい守備が光った
先頭バッターの大山悠輔内野手の左中間への大飛球をキャッチし、観客を沸かせた
赤星もそのプレーに拍手を送る場面があり、チーム全体の士気を高める一因となった
攻撃側では、初回に丸佳浩外野手が中前打で出塁したものの、続く打者が倒れ無得点
続く2回では、岸田行倫捕手と大城卓三捕手の連続ヒットでチャンスを広げるも、得点には結びつかなかった
3回も、赤星が1死から才木に左前打を許しつつも、近本光司外野手を二ゴロ併殺打に仕留めて無失点のままとした
赤星の投球について、内海哲也投手コーチは「ブルペンからの好調を維持したまま、マウンドでも素晴らしい投球をしている
ただし、左打者に対して内角、右打者に対して外角にシュート回転して中に入ってくるボールが懸念される
試合の中でこれを修正し、粘り強く投げ続けてほしい」とコメントした
今回の試合では、赤星投手が素晴らしい投球を見せたにもかかわらず、打線の奮起が欠け、無得点に終わったことは残念です。このような試合では、投手の頑張りが報われないことが多く、チーム全体のバランスが重要であることを改めて感じます。
キーワード解説
- シュート回転とは?ボールが投げられた後に回転し、意図しない方向へ曲がる現象を指します。
- 併殺打とは?1プレーで2人の走者がアウトになることを指し、主に内野手によって生じます。

