西武隅田、6点リードを守れず苦杯 営力投手の課題が浮き彫りに

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<オリックス-西武>◇17日◇京セラドーム大阪 プロ野球の試合で、西武ライオンズの隅田知一郎投手(25)がオリックスとの対戦で、技術と精神の両面で試練を迎えた

自身初の2桁勝利を目指して臨んだこの試合で、隅田は6点のリードを得ながらも、最終的には6失点を喫し、勝敗がつかないままマウンドを降りた

試合は5回まで、オリックス打線から6点の大きな援護を受けた隅田が好投を見せていたが、5回から状況が一変する

3本のシングルヒットを許し、1死満塁の場面でオリックスの太田に対し、初球のフォークボールを打たれてバックスクリーンへの満塁本塁打を浴びた

このフォークボールは、通常スピンが効いていて打たれにくい球種だが、この日隅田は精度を欠いていた

続く6回、隅田はまず2死を奪ったものの、2死一塁の場面でオリックスの9番打者中川に初球を投げたチェンジアップを捉えられ、左翼席へ同点となる2ランホームランを許した

中川の打撃は、1回と2回でも隅田のチェンジアップを打っていたが、この日は運も悪かったと言える

結局、隅田は6回6失点の成績で試合を終え、勝敗がつかないままマウンドを降りた

この結果には自身も表情を曇らせ、課題を再認識する試合となった

今回の試合は、隅田投手にとって非常に厳しい経験となりました。6点のリードを持っていながら失点を重ね、同点に追いつかれるという展開は、投手にとって精神的にもつらいものです。今後、隅田はこの経験を活かし、リードを守るための技術向上が求められるでしょう。
キーワード解説

  • フォークボールとは? 速度が遅く、バッターを騙すための変化球です。通常は真下に落ちるように投げることで打たれにくくなります。
  • チェンジアップとは? バッターのタイミングを外すための球で、速球に似た投げ方をしながらボールの速度を遅くする技術です。
  • 満塁本塁打とは? 1塁、2塁、3塁に走者がいる状態で打たれるホームランのことです。この状況では全ての走者がホームに帰れます。

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