津田学園、横浜に惜敗 ブレイク口には至らず

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第107回全国高校野球選手権大会(主催:日本高野連など)は、2025年8月17日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われたベスト8を決める3回戦において、三重県代表の津田学園が春夏通じて初めての甲子園3回戦に進出したものの、神奈川県代表の横浜に0―5で敗れ、8強入りを逃しました

津田学園にとっては6年ぶりの甲子園出場であり、3回目の大会となります

津田学園はこの試合で、主戦左腕の桑山晄太朗選手が先発登板

1回戦では12回を完投し、その実力を証明していました

しかし、この試合では、横浜の2番打者・為永皓選手の適時打により、3回で2点を先制されました

横浜の守備の乱れも影響し、試合は思わぬ形で進展しました

試合の流れと選手たちの奮闘

試合は終始横浜のペースで進み、津田学園の打線は4回まで無安打無得点の状態が続きました

五回には7番・本田大翔選手がチーム初の安打を記録し、その後7回には4番・犬飼悠之介選手、5番・惠土湊暉選手、6番・桑山選手の3連打で1死満塁の好機を作りましたが、決定打を欠いて得点には結びつきませんでした

横浜の先発、2年生右腕の織田翔希選手は、安定したピッチングで津田学園打線を抑え続けました

六回には1点、八回には2点を追加され、津田学園は0―5のまま試合を終えました

監督と選手の感想

試合後、津田学園の佐川竜朗監督は「桑山を中心に粘り強いチームを作ってきた

この代で目指した野球はできたと思う

しかし、チャンスがあっても最後の一本が出ないのが強いチームとの差だ

この経験を今後に生かしたい」と述べました

主将の惠土選手も、「不戦勝を経て試合に臨み、スタンドで応援してくれた仲間や親、学校関係者の支えを強く感じた

このような機会を与えてくれた高野連にも感謝している」とコメントしています

今後の課題と展望

全国大会での経験を経ることで、津田学園は今後の成長が期待されます

佐川監督が言及した「最後の一本」を出す力が、次の大会での鍵となるでしょう

津田学園は、横浜との対戦において強豪相手に健闘も実を結ばなかったものの、選手たちの成長を感じる試合となりました。特に監督の言葉が示す通り、次回大会での飛躍が期待されます。また、選手たちがチームや仲間の支えを感じる姿勢も印象的です。
キーワード解説

  • 甲子園とは?全国高校野球選手権大会が行われる日本の伝説的な野球場であり、数多くの高校球児が夢見る舞台です。
  • 全国高校野球選手権大会とは?日本で毎年開催される高校野球の全国大会で、多くの学校が代表として出場し、年間で最も注目されるスポーツイベントの一つです。
  • 不戦勝とは?試合が行われる予定だったチームがさまざまな理由で出場できない場合、相手チームが自動的に勝利となることを指します。

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