松本裕樹投手が通算100ホールド達成、進化した変化球の秘密とは
2025年8月19日、福岡ソフトバンクホークスの松本裕樹投手が、9日の日本ハム戦で8回に登板し、通算100ホールドを達成しましたこの成績は、松本選手がリーグトップの30ホールドを誇る中での達成です
ホールドとは、試合中に自チームが勝利することを助けるために登板し、かつ自らの登板時にチームがリードを保つことを要求される状況で投げる投手が記録する数字です
今シーズンのパフォーマンスと変化球の進化
今季は38試合に登板し、防御率はわずか0.96という驚異的な数字を記録しています松本選手は、「昨年の終盤はけがに悩まされたが、今シーズンは調子を取り戻し、良い投球ができている」と振り返ります
変化球の握り方を見直しての成果
特に注目すべきは、松本選手が今年から取り組んだ変化球の握り方の改革です昨シーズンのフォークボールは130キロ台中盤だったのに対し、今シーズンでは140キロを超えています
「打者に見切られてしまう球や操れない球が多かったので、その点を見直しました
その結果、球速が上がった」と話します
また、スライダーの握り方も変え、「去年より曲がるようにしました」とのことです
今後に向けての意気込み
松本選手は、プロとしての成績を残し続けるためには毎年少しずつ変わっていく必要があると感じています「今回の変化は、去年の反省から生まれたもので、自分を見直す良い機会になりました」と語りました
彼の初ホールドは2020年、入団6年目にしての達成です
今後の目標については、「特に数字へのこだわりはないが、チームでのポジションを固定できるようになることを目指しています」と明言しました
松本裕樹投手の100ホールド達成は、選手生活における一つの大きな節目と言えます。彼の変化球の見直しや、昨季の反省からくる改善は、今後の成績にも良い影響を与えることでしょう。これからも彼の進化を見守りたいと思います。
キーワード解説
- ホールドとは?試合中にリードを守るために登板する投手が記録する成績です。
- 変化球とは?球の軌道を変えて打者を打ち取るための技術です。
- 防御率とは?投手が与えた自責点の数を表し、優れた投手ほど数値が低いです。

