菅野智之がレッドソックス戦で5回1失点の好投、11勝目の権利を得る

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菅野智之、レッドソックス戦での好投が光る

米大リーグのオリオールズに所属する菅野智之投手(35)が、現地時間の19日、ボストンのフェンウェイパークで行われたレッドソックス戦に先発登板しました

菅野は5回を投げて、5安打1失点という成績を収め、11勝目の権利を有しながら降板しました

この結果、辛くも防御率は3.97と、6月以来初の3点台に突入しました

この試合では、正捕手のラッチマンが右脇腹痛のため急遽出場を回避し、A・ジャクソンとのバッテリーに変更されたというアクシデントがありました

しかし、初回から冷静に試合を進め、特に注目を集めたのが日本人選手である吉田正尚外野手(32)との初対決でした

菅野は吉田との対戦で、4球目には左翼への大きなファウルを打たれたものの、最後はスプリットで空振り三振に仕留めました

この対決は、日本での相性が良くなかった相手に対して、先輩としてのプライドを見せることができた瞬間となりました

また、試合中、菅野は先頭打者を次々に塁に出す場面もありましたが、ジャクソンの好リードにより、ランナーを還さずにしっかりと抑えました

特に、ボークによる失点があったものの、ストーリーを遊ゴロに仕留めたことでさらなる失点を回避しました

前回14日のマリナーズ戦では6回途中を投げ、3安打1失点で自身にとって日米通算10度目の2ケタ勝利を達成

若手選手の中で最年長記録となる10勝目を挙げるなど、順調なシーズンを送っています

試合後、菅野は「あくまで通過点ですが、素直に嬉しい」と語り、さらなる成長を誓いました

菅野の活躍は、これからのシーズンにも期待が持てるものであり、日本人選手間の対決が、今後見逃せない要素となることでしょう

菅野智之投手の好投は若い選手たちにとって刺激的な存在です。海外で活躍する彼の姿は、日本の若手投手たちにとって目標となるでしょう。また、吉田正尚選手との対戦は両者にとって大きな意味を持つ試合であり、日本のファンにとっても注目のカードでした。これからの試合でも両選手に期待がかかります。
キーワード解説

  • MLBとは?メジャーリーグベースボールの略で、アメリカとカナダにおけるプロ野球リーグのことを指します。
  • 防御率とは?投手の成績を表す指標で、与えた自責点を投球回数で割り、9を掛けて算出した数字です。数字が低いほど優秀な投手と言えます。
  • スプリットとは?変化球の一種で、ボールをグリップの間で挟むように投げることで、打者に急激に落ちるように見せかける投球方法のことです。
  • ボークとは?投手が特定の動作を行う際にルールに違反した場合に、主審が宣告する罰則です。ランナーがいるときに実行されると、ランナーが進塁します。

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